2021/01/28
土質対策改善、土壌改良のしかた No,356
2021/01/27
主な園芸用土、土壌改良材 No,355
✿主な園芸用土
✭黒土
火山灰土壌の表層の土で、有機物を多く含んだ黒色の土で、特に保水、保肥性に優れている。
pHの調整とリン酸質肥料の施肥によって、保水、保肥力もある。
✭赤玉土
✭鹿沼土
✭荒木田土
✭川砂
✭桐生砂
✭富士砂、浅間砂
✿主な土壌改良材
✪ピートモス
✪バーミキュライト
✪パーライト
✪苦土石灰
✪ゼオライト
✪ヤシ殼活性炭
✪バーク堆肥
2021/01/26
さまざまな土質に耐える樹木 No,354
さまざまな土質に耐える樹木
樹種によって生育に適した土質の
条件は異なります。
養分が豊富でない、痩せた土地や
水はけのあまり良くない土質でも
それらの条件によく耐え、適応できる樹種を選べば、庭木として楽しむことができます。
✿やせ地に耐える樹種
クロマツ、アカマツ、ヤマモモ、エンジュ、ニセアカシア、ハギ
ネムノキ、タマイブキ
2021/01/25
樹木による炭酸ガスの吸収と貯蔵 No,353
地球温暖化緩和に役立つ樹木
近年世界的に問題になっている、地球温暖化に繋がるとされる石油や石炭などの、いわゆる化石燃料を燃やすことによって発生する。
大気中の炭酸ガス(CO2)排出量は現在も増え続けています。
樹木は太陽のエネルギーを利用し、光合成という作用によって、水や炭酸ガスから糖を合成するという、素晴らしい能力を持っています。
植物が炭酸ガスを吸収するという事は、理解できると思いますが、炭酸ガスを貯蔵することはどういうことなのでしょうか。
それは、樹木によって吸収された、炭酸ガスは糖に変えられ、更に木材を構成する成分である「セルロース」などに作り変えられて、最終的に木材という形で貯蔵されると言う事である。
樹木が草花と大きく異る点は、木材を生産することにあります。
樹木の寿命は長い事、木材として長期に渡り使用される事、これが炭酸ガスの貯蔵という意味において重要なのです。
草花も樹木同様に一時的には、炭酸ガスを吸収し、貯蔵しますが枯れると微生物にすぐに分解されます。
最終的には水や炭酸ガスになって、再び大気中に放出されてしまいます。
しかし樹木は、成長している間はもちろんですが、木材になってからも腐朽、或いは焼却されない限り、炭酸ガスの貯蔵庫としての機能を、持ち続けます。
紙の主原料も木材から取ったセルロースですから、紙も重要な炭酸ガスの貯蔵庫なのです。
関連参考ブログNo,9
植物の大気吸収のメカニズム
2021/01/24
大気汚染物質に抵抗力のある樹木 No,352
大気汚染に対する抵抗力の高い樹木
大気汚染に対する抵抗力が強い植物は、汚染物質を余り吸収しない事が要因と考えられ一般に、落葉樹より常緑樹の方が抵抗力は強い傾向があります。
❆常緑樹では
クロマツ、カヤ、クスノキ、ウバメガシ、モッコク、タイサンボク、キョウチクトウ、アオキ、ピラカンサスなど、多くの樹種が強い抵抗力を持ちます。
❆反対に、抵抗力が弱いのは、シラカシ、モクセイ、アカマツなど、一部の樹種に限られます。
✺落葉樹では、プラタナス、ニセアカシア、エンジュ、イチョウ、レンギョウなどは抵抗力が強い。
✺弱いのはケヤキ、ヤマモミジなどです。
✺タケ、ササ類も抵抗力は余り強くありません。
✺植栽を選ぶ時に注意すること
一般の住宅地では、大気汚染の濃度は樹木の生育が阻害される程、高くないと考えられます。
その事から、植栽を選ぶ時は余り
大気汚染に対する抵抗力に
こだわる必要はないと考えて
良いでしょう。
庭の広さに応じて、落葉樹、常緑樹をバランス良く組み合わせて、植栽すると良いでしょう。
例えば、サクラ類は単に花が美しいだけでなく、優れた大気浄化能力を持っています。
広いスペースがあれば、庭木として活用したい樹種です。
尚、サクラ類には大木にならない中低木種もある。
⑵街路樹、工場緑化樹など
工場が建ち並ぶ周辺や交通量の多い幹線道路沿いなどでは、汚染物質な濃度が高い事が考えられます。
植栽も大気汚染に対する抵抗力を考えて、選ぶ必要があります。
大気汚染の強い地域では、工場の煙突や自動車の排気ガスに含まれる、煤煙などの浮遊する粉塵が葉面に付着するなどし、光合成を妨げ、葉裏の気孔を塞いだりして、葉の呼吸を妨げたりするため、樹木の生育条件は悪化し続けます。
街路樹や中央分離帯の植栽や工場緑化樹は、大気汚染に強い樹種を中心に選ぶ必要があります。
✪樹木に大気汚染に対する抵抗力
✪落葉樹(抵抗力小)
❆常緑樹(抵抗力大)
❆常緑樹(抵抗力小)
❆関連参考ブログNo,9
植物の大気吸収のメカニズム