緑のお医者の徒然植物記

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緑のお医者の徒然植物記

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2021/06/25

剪定の基本 (花木、実物類) No,507

 庭全体のバランスを考える

たくさんの花が咲いても、実が着いても、庭の景色に合わない樹形になってしまっては、庭というものは駄目になってしまいます。

そうは言っても、花木や果樹を植えてるのに、花も実も着かなくて良いという事はありません。

庭の楽しみの一つとして、花木、実物類のせん定は一本の花木、果樹ではなく庭を構成している景色の一部であるので、第一に考えるところは樹形です。


せん定の時期(花物)

造園業者や植木屋は“花物は花後にすぐせん定すれば来年も咲くよ”などと言いますが、樹種によりせん定時期が違うものがあります。

樹種によっては休眠期間中であれば、どの位置で切っても開花します。

モクセイ、キョウチクトウ、サルスベリ、ムクゲ、フヨウなどがその樹種です。

その他の樹種は開花後のせん定で構いませんが、安全に行うなら休眠期間中に花芽がはっきりと確認できるものは、その期間中にせん定を行えば花芽を残すことができます。

樹木を大きくしないためのせん定

花木のせん定は、休眠期間中に行うのが一番良い方法のように思われますが、毎年この方法でせん定していると、花芽をなるべく多く残したいためにせん定する枝量が少なくなり、年々木が大きくなり、庭に対しての樹木の大きさがバランスの悪いものになってしまいます。

そこで必要となるのが、樹を大きくしないで花も見る方法として、開花後のせん定となります。


早春の花木は休眠期せん定

早春に開花するウメやコブシ、ハクモクレンなどは、樹形を乱す徒長枝には花芽がつきにくいので、休眠期間中に樹形を整えるせん定をする場合が多くあります。


花後せん定
花木は透かしせん定

サツキ、ツツジ類では刈り込みせん定と、透かしせん定の二通りの方法がありますが、花木には透かしせん定が有効ですが、庭でも公園や街路でも刈り込みが多いと思います。

公園や街路のサツキやツツジはよく花が咲くのに、庭のものは咲かないと思う事も多い。

サツキやツツジは陽樹であるにも関わらず家の北側や、狭い庭の中で中高木の側に植えられ、日照不足で花が咲かない場合が多いと思われます。

こんな時は毎年刈り込んている輪郭線から伸び出た枝を輪郭線よりも低く奥で切り、透かしせん定します。

頂芽に花芽をつけるサツキやツツジ類は、こうすると輪郭線に残る枝は先端部を切らないので、花芽をつけやすくなります。

その他の花木せん定

樹冠輪郭の内側奥に突き出した枝を切り、輪郭線付近の枝は濃淡を均一にするだけに止め、切り過ぎないようにします。

そうすると頂芽や側芽、短枝など、花芽のつきやすい部分が切られずに多く残るので樹形も整う。

開花直後のせん定でも、枝の先端部を全部切られてしまう刈り込みせん定よりは、透かしせん定の方が先端を切られない枝が多く残るので、花芽もつきやすくなります。


せん定(実物)

花物と同じく、花を多くつけ実をつけされる。

実物類のせん定も花物と同様のせん定を行います。

花が咲かなければ実もつきません。

樹種によっては花が咲いても実がつきにくい樹種もあります。

「雌雄異株」の樹種で、雌木と雄木が別株の場合は、一般的に市販されているのは雌木が多く、少しは活着しますが着かないことが多いので、近くに雄木を植えると良いでしょう。

「ヤマモモ」も雌雄異株ですが、この木の場合は植木屋が扱うのは殆どが雄木であるため実がつかない。

「雌雄同株」は雌と雄を一つの株で持っているので、開花すれば結実するのが当然と思われますが、結実しにくい品種もあります。

このような場合は、近くに同じ品種のものを植えても結実しません。

樹種は同じでも品種の違うもの、花粉が多い受粉樹として向いている品種、更に開花時期が同じ品種でなければ意味がありません。








2021/06/24

ポーポー(ポポー) No,506

 ポーポー バンレイシ科

英語名=pawpaw

アケビに似た果実の落葉小高木

北アメリカ東部原産
日本へは明治時代に渡来し、戦後は害虫がつきにくい事から広く普及し、一時はブームとなった事もあったが、果実が日持ちしない事や輸入植物の時代背景もあり、次第に流通果実としては姿を消していきました。

果樹としての利用があり、本州から九州にかけて植栽できます。

樹高は大きなもので10㍍ぐらいに達しますが、通常は5㍍前後に育つものが多い。

今では栽培農家も少なく「幻の果実」と呼ばれる。




主な特徴

大型の葉は互生し、先端が少し尖る卵状、楕円形で長さ15〜30cmと大きい。

葉質が薄く、葉柄の付け根には黒褐色の毛がある。

秋になると鮮やかに黄葉する。

開花期

4月から5月、葉が開くより早く枝先に近い部分から、径3〜5cmの黒褐色の両性花が咲きます。

雌しべの方が早く成熟する性質があります。

果実

アケビに似た形と大きさで秋に黄色く熟しますが、アケビのように割れることはありません。

バナナに似た甘みがあり、栄養価も高く生食できる。

この果実でワインを作るという例もある。

自花不和合性が強く、果実を楽しむには複数の植栽か、人工授粉が必要になります。

花が開いて3〜5日経過した頃、花が紫色に変わった頃が受粉の目安です。

実生苗の場合、結実するまでに5年から6年が必要である。


樹形

整形的な樹形になるので、洋風の雰囲気に適しています。

広い場所があれば複数で利用したい果樹です。

隣接する庭木とは2〜3㍍以上の間隔を取り植栽します。

自然樹形に見られる直立する幹と、横に広がる枝の樹形が基本です。


生育環境

日当たりが良い場所で、通気性に優れたやや湿り気のある土壌が適しています。

降雪地では枝が折れないようにする工夫が必要です。


病害虫

少ない方ですが、カイガラムシが発生することがあります。

風通しを良くすることが大切です。


肥料(施肥)

土壌が痩せている場合、果実を楽しむには堆肥に、有機質肥料を混ぜるなどの土壌改良が必要です。

殖やし方は実生と挿し木で殖やします。


せん定

落葉期の12月から1月頃にせん定を行います。

前年に伸びた枝の基部に花芽をつけるので、伸びすぎた枝を切り詰めます。

混み合った枝も切り取り、樹冠内に光が当たるようにします。


ポーポーの効能

ビタミンCを多く含む果実で、老化や癌の原因とされる活性酸素を、自ら酸化される事で身体を酸化から守る。

オーストラリアには一家に一本あると言われるポーポーの木。

擦り傷、やけど、アザ、ひび割れ、アトピー、肌荒れなど多くの効能があり、高い保湿力からリップバームや保湿クリームとしても有能であり、赤ちゃんのおむつのムレによる肌荒れにまで使え、天然成分でできた軟膏のため万人に愛されてきた。





2021/06/23

シナヒイラギ No,505

 シナヒイラギ モチノキ科

英名=チャイニーズ·ホーリー
別名=クリスマス·ホーリー、ヒイラギモチ、ヒイラギモドキ

常緑小高木「 支那柊」

原産は中国で、日本では本州、四国、九州で植栽できます。

株立ちになり、樹高は5㍍ぐらいまで生長する。

庭木としては2㍍前後までが適します。

葉には鋭く尖るトゲ状の鋸歯があり、ヒイラギ同様、老木になるに連れてトゲが少なくなる傾向がある。

雌雄異株で、春に前年枝の葉腋に黄緑色の小さい花を咲かせます。

果実は球形で1cm程の大きさで、秋になると赤く熟します。





主な類似種

名前が似ているヒイラギは、モクセイ科で葉が対生だがシナヒイラギの葉は互生である。

斑入りの品種として「オースプリング」などがあります。

また、クリスマスの飾りとして利用されるホーリー類は同じ科に属し、紅い果実が実ります。


葉のトゲに触れると痛いので、観賞用に用いる場合は、手足などが触れにくい場所を選びます。

生け垣に利用することもありますが、通路との間に他の低木を植えると直接触れない効果があります。


           「 斑入り品種のオースプリング」


生育環境

半日陰程度の日当たりの場所が適します。

土壌は肥沃なことに越した事はありませが、余り土質を選びません。

自然樹形は半球形状になります。

生け垣は刈り込みやすい1.5前後までが適してます。


病害虫

病害では、葉に褐色の斑点状の病斑が出斑点病が発生します。

ベンレートなどを散布して予防します。

虫害ではハダニ類、カイガラムシ類の被害に気をつけます。

ハダニ類には専用の殺ダニ剤を葉の裏を中心に散布します。

カイガラムシ類は幼虫の時期はスミチオンを散布しますが、成虫になると薬剤が浸透しにくくなるため、効果が余り出ないので捕殺します。

冬期にマシン油乳剤を使って成虫を駆除できます。

殖やし方は実生、園芸品種は挿し木で殖やします。







2021/06/22

植物の生理、生態 No,504

 春植物

春、まだ他の樹木が葉を展開する前に生育活動を開始して開花し、他の樹木が葉を広げて本格的に活動を始める時には、すでに結実して年間の生活の殆どを終え休眠する植物があります。


この様な植物は「春植物」と呼ばれ、その可憐な美しさから「春の妖精」とも呼ばれます。

その仲間にはキンポウゲ科のキクザキイチゲ、ニリンソウ、イチリンソウ、ケシ科のエンゴサク類、ユリ科のカタクリ、アマナ、ヒメニラなどが知られています。


これらの種は、冷温帯落葉広葉樹林の明るい林床を中心に生育しますが、上方を覆う樹木に先駆けて早期に活動を始めることで、生育に必要な光を十分に得て、効率よく光合成を行うことができます。


他種との競合を避けて光を得ていることは、特殊な生育形態と言える。

河野昭一氏(1988年)によれば、6500年前から始まる第三紀の温暖期にはブナ科、カバノキ科、カエデ科、ニレ科などの落葉樹の植物群(フロラ)が高緯度地方(南極や北極に近い)に侵入していた。

✫河野昭一(かわのしょういち)
植物学者(京都大名誉教授)2016年没

✪第三紀とは、地質時代区分の一つで、6500年前から第四紀に入る164〜170年前までの期間。

国際地質科学連合は「非公式用語」に位置づけている。

「三記層」と呼んでいたこともある。

この時期にはすでに落葉樹と春植物との結びつきは形成されていたと言われている。

これらの種は、生活形区分では地中植物、半地中植物と呼ばれ、地上部に比べて地下部に、遥かに大きな貯蔵器官を持っている。

これにより早春に急激に光合成器官を発達させることができるのである。

春先に可憐な花を咲かせる「カタクリ」は、種子発芽後毎年一年間の増加分を地下部の貯蔵器官に蓄積し、8年目にやっと開花、結実する。 





春植物は低木が殆ど無い海外の落葉広葉樹林では、林床面に花のじゅうたんを形成するが、常緑性の笹が林床を覆うことの多い日本の落葉広葉樹林では、林縁部に生育場所を移して生育することが多い。


日本では古くから様々な形で、森林に人手が入り、伐採、薪採取を繰り返しきました。

更に、里山では肥料とするための落ち葉の掻き取りが行われたことで、笹の生育を阻止してきました。

長い年月をかけて行われてきた作業は、林内を明るく保ち、春植物に対しては良好な生活環境を与えていました。


しかし、燃料や肥料供給源としての森林利用が停止し、人手不足による管理放棄が重なった低地の里山では、ササ類とシラカシ、シロダモ、アオキなどの常緑樹が成長して暗い林床を作る事になった。

その結果、年間を通して暗い林床環境となって、春植物は生活の場所を失うことになったのです。


絶滅危惧植物を載せた「レッドデータブック」によれば、日本に生育する顕花植物(花を咲かせ、実を結び、種子ができる高等植物、種子植物)が絶滅したか、絶滅危惧あるいは危急植物に指定されているが、春植物のほとんどがそれに指定されている。

植物保護のあり方について、真剣に検討する必要がある時に来ている。

それは必要とされる薬効植物を保護する事でもあるのです。

日本列島には、樹木や草花など約7000種もの種子植物、シダ植物が自然の中で生育していると言われています。

この内の約4割、2900種は日本にしかない植物であるとされている事から、どんなに自然豊かなのかがよく分かります。

しかし、環境破壊が進み、自然環境は悪化の一途を辿っているのです。


植物Ⅰ

野生絶滅 レッドリスト
ヒュウガシケシダ=メシダ(イワデンダ)科
コブシモドキ=モクレン科
エッチュウミセバヤ=ベンケイソウ科
リュウキュウベンケイ=ベンケイソウ科
オオカナメモチ=バラ科
ナルトオウギ=マメ科
オリヅルスミレ=スミレ科
リュウキュウアセビ=ツツジ科
タモトユリ=ユリ科
サツマオモト=ユリ科
タイワンアオイラン=ラン科
キバナコクラン=ラン科









2021/06/21

ハナイカダ No,503

 ハナイカダ 「花筏」ミズキ科

別名=ママッコ、ヨメノナミダ

花の咲く様子を花が乗った筏に例えた名前である。

北海道から九州にかけて山地の主に谷間に自生している。

落葉低木で樹高は大きいものでは3㍍前後に生長する。

数ある植物の中でもこのような形に花を咲かせるものはない。

沖縄には葉に光沢がある「リュウキュウハナイカダ」が分布する。

株立ち性になることが多く枝が横に広がります。

若芽は「ママッコ」と呼ばれ、お浸しや天ぷらにして食べることができます。




花と果実

5月から6月頃、葉の主脈の上に径5㍉程の小さな淡緑色の花が咲きます。

花は葉っぱの真ん中あたりに咲きます。

雄花は数個ずつ、雌花は1〜3個開きます。

果実は液果で、径1cm足らずの平べったい球形になり、緑色から成熟すると黒っぽくなります。

類似種

変種として、葉を始め全体が小型の「コバノハナイカダ」が近畿地方以西に分布します。

ハナイカダとの中間型もありますが、園芸品種は知られていません。

生育環境

自生地では、湿り気がある沢沿いで日陰になるような所に生えています。

木漏れ日が少しあるような明るさの場所に適しています。

土壌は湿り気があり排水の良いことが大切です。

植栽

庭木としての利用はあまりありませんが、葉の上に花や実が生えるものは限られますので、自然な植栽に利用すると効果的です。

病害虫

少ない方ですが、アブラムシ類やスス病に気をつけます。

混み合った枝を取り除くなどし、風通しを良くすることが予防になります。

リュウキュウハナイカダは亜熱帯の産地林縁に生える。

奄美大島から沖縄にかけて分布し、琉球固有の亜種とされ、準絶滅危惧種に指定されている。

                   「リュウキュウハナイカダ」






2021/06/20

生命体がいないと見られる土壌が見つかる No,502-1

 南極の山上で発見された生命体がいない土壌


研究者たちは、これまで最も標高が高く過酷な場所でも、土壌には数種類の微生物がひっそりと生息していると想定していました。

だが、生命体が全くいないと見られる土壌が、南極大陸で見つかった。

南極点から約480㌔の山上、そこは火星に似た環境だった。

地球の表面では初めてとなる報告である。

土壌採取場所は吹きさらしの険しい2つの山の尾根である。

シュローダ·ヒルとロバーツ·マシクと呼ばれる山である。




単細胞生物は、93℃を超える熱水噴出孔でも、南極の厚さ800㍍もの氷の下にある湖でも、更に高度3万7000㍍の地球の成層圏でも生きているのが見つかっています。

だが、南極の険しい山から採取した土壌の中には、米コロラド大学ボルダー校の微生物生態学者「ノア·フィアラー」氏と氏が指導する博士課程の学生「ニコラス·ドラゴネ」氏が1年を費やし、氷河のあちこちの山から集めた204点のサンプルを対象に、試験を行ったが生命がいる証拠が見つからないものがあったと言う。

比較的標高が低く寒さが厳しくない山の土壌サンプルからは、多くのDNAが検出された。


最も標高が高く、寒さが厳しい2つの山の土壌から採取したサンプルの2割からは、全く生命がいる証拠を見つけることができなかった。

検査結果の一部を見たフィアラー氏は、何かの間違いじゃないかと感じたと言う。

そこで生命の証拠を探すためにドラゴネ氏は、複数の追加実験を行いました。

土にグルコース(ブドウ糖)を含ませ、生きた生物によって二酸化炭素に変換されないかを調べました。

地球上の生命がエネルギー源として使う、アデノシン三リン酸(ATP.検査)の検出も試してみました。

アデノシン三リン酸とは、すべての植物、動物及び微生物の細胞内に存在するエネルギー分子のこと(微粒子、微生物測定器)

何ヶ月にも渡って様々な栄養素を与え、微生物にコロニー(生物集団)を形成させようとしました。

それでも一部の土壌からは何も検出されませんでした。

無菌状態とは言い切れないが、生きた細胞がごく僅かな数しかなければ、検出できない可能性はある。

しかし、この土壌には微生物が全く生息していなかった。

本当に生命体はいないのか

カナダ、ゲルフ大学の環境微生物学者「ジャクリーン·ゴーディアル」氏は、この調査結果に興味をそそられると評し、中でも生命が見つからない条件を究明しようとする、ドラゴネ氏の取り組みに注目している。


高い標高と高濃度の塩素酸塩で、生命体が検出されない可能性が高くなる2大因子で有る事を突き止めたことに対し、こうした土壌に生命体が全くいないという説に、完全に納得しているわけではない。

ゴーディアル氏は数年前、南極横断山脈の同様の環境で土壌調査を行った事がある。

それはシャクルトン氷河の北西約800㌔の地点にあるコニバーシティ·バレーで、おそらく12万年間湿度が低いまま保たれ、氷点以上の気温になったことがない場所である。

✫シャクルトン氷河は南極大陸の氷河で、イギリスの南極探検家、アーネスト・シャクルトンに因んで名付けられた。

この場所の土壌サンプルをマイナス5℃で20ヶ月間保温しても生命の兆候は見られなかったが、サンプルを氷点から数度高い温度まで温めてみると、一部のサンプルで細菌の成長を確認できたのである。

こうした土壌に生命体がいないと判断するかどうかは、その定義によって異なるが、例えば氷河の氷に数千年間閉じ込められたまま、生き延びた細菌が発見されたことがある。

氷に閉じ込められている間、これらの細胞はその代謝の速さを百万分の1にまで下げている可能性があるとされる。

コニバーシティ·バレーで見つかったのはこのような「スローな生存者」だったと、ゴーディアル氏は推測している。


ドラゴネ氏とフィアラー氏が10倍量の土壌を分析すれば、海抜2100㍍を超える2つの山、ロバーツ·マシフやシュローダ·ヒルでも見つかるかも知れないと考えている。