シナヒイラギ モチノキ科
英名=チャイニーズ·ホーリー
別名=クリスマス·ホーリー、ヒイラギモチ、ヒイラギモドキ
常緑小高木「 支那柊」
原産は中国で、日本では本州、四国、九州で植栽できます。
株立ちになり、樹高は5㍍ぐらいまで生長する。
庭木としては2㍍前後までが適します。
葉には鋭く尖るトゲ状の鋸歯があり、ヒイラギ同様、老木になるに連れてトゲが少なくなる傾向がある。
雌雄異株で、春に前年枝の葉腋に黄緑色の小さい花を咲かせます。
果実は球形で1cm程の大きさで、秋になると赤く熟します。
主な類似種
名前が似ているヒイラギは、モクセイ科で葉が対生だがシナヒイラギの葉は互生である。
斑入りの品種として「オースプリング」などがあります。
また、クリスマスの飾りとして利用されるホーリー類は同じ科に属し、紅い果実が実ります。
葉のトゲに触れると痛いので、観賞用に用いる場合は、手足などが触れにくい場所を選びます。
生け垣に利用することもありますが、通路との間に他の低木を植えると直接触れない効果があります。
生育環境
半日陰程度の日当たりの場所が適します。
土壌は肥沃なことに越した事はありませが、余り土質を選びません。
自然樹形は半球形状になります。
生け垣は刈り込みやすい1.5前後までが適してます。
病害虫
病害では、葉に褐色の斑点状の病斑が出斑点病が発生します。
ベンレートなどを散布して予防します。
虫害ではハダニ類、カイガラムシ類の被害に気をつけます。
ハダニ類には専用の殺ダニ剤を葉の裏を中心に散布します。
カイガラムシ類は幼虫の時期はスミチオンを散布しますが、成虫になると薬剤が浸透しにくくなるため、効果が余り出ないので捕殺します。
冬期にマシン油乳剤を使って成虫を駆除できます。
殖やし方は実生、園芸品種は挿し木で殖やします。
0 件のコメント:
コメントを投稿