◉クリスマスローズ(キンポウゲ科)
地中海沿岸から中部ヨーロッパが原産。
地中海沿岸から中部ヨーロッパが原産。
クリスマスの頃に咲くことから名付けられた名前ですが、日本に出回っているもののほとんどは、同属のレンテンローズと呼ばれる種類とその交配種で、2月から3月に開花します。
欧米では、クリスマスローズと言えばヘレボルス·ニゲルという種類をさしますが、日本ではこの両種を区別せずクリスマスローズと呼んでいます。
寒さに強く雪を持ち上げて咲くことから、別名「雪起こし」と呼ばれています。
(1月28日撮影、新芽が出始めている状態)
◆半日陰で風通しのよい場所を好み、高温多湿が苦手で、夏場は直射日光と西日を避けます。
◉本来の花弁は小さな蜜腺に退化していて、直径五センチから六センチの五枚のがく片が、花弁状になったものを花と呼んでいます。
花色は基本的な色や中間色だけでなく、それらが入り混じったものなど、ひとつとして同じものがありません。
花の少ない冬場に開花する、和風にも洋風にも合う花です。
◆古代ギリシア時代には狂気を直す霊薬として用いられるなど、クリスマスローズはその黒い根に魔力があると信じられていました。
俗説によれば、アダムとイブが楽園を追われた時、持ち出したのがこの花だとされ、以来この花は「楽園の思い出」の象徴とする美意識も生まれ、その後文学にも表現されました。
植え穴には、有機質の腐葉土やピートモス、完熟堆肥などをすき込み、化学肥料を施しておきます。
植え穴はなるべく深く耕し、水はけの悪い場所では高植えにするなどして湿気を防ぎます。
夏の高温多湿が苦手なので、冬は日があたり、夏は木漏れ日になる東向きの落葉樹の下が、植え付けに適した場所です。
★コンテナ栽培の場合は、やや大きめのコンテナにし、北向きの軒下などに置くのがよいでしょう。
開花中は、冷たい北風が当たらない日当たりのよい場所で管理。
水やりは、表土が乾いたらたっぷりやるのが基本です。
株が大きくなると花つきが悪くなるので、3年から4年毎に植え替えをして株を更新させます。
★鉢植えの場合、根詰まりしてきたら、一回り大きな鉢に植え替えます。
夏場の植え替えは株が弱るので避けましょう。
◆庭植えの場合、数年経って生育が悪くなった時に、掘り上げて株分けを行います。
◉肥料
鉢植えの場合、液肥を11月から3月の間、月に一回水やり時に与えます。
◆庭植えの場合、数年経って生育が悪くなった時に、掘り上げて株分けを行います。
◉肥料
鉢植えの場合、液肥を11月から3月の間、月に一回水やり時に与えます。
地植えの場合、10月に緩効性肥料を置き肥します。
◉剪定
花が咲き終わったら、夏場の風通しをよくするために、弱った枝や枯れた枝を切り取ります。
種ができ養分が摂られると、生育に影響するので種ができる前に花柄を取っておきます。
◉殖やし方
株分けは9月下旬から10月中旬に、小さい株を分けたり、細かく分けすぎると花つきが悪くなるので、大株を使用して大きく分けるようにします。
◉殖やし方
株分けは9月下旬から10月中旬に、小さい株を分けたり、細かく分けすぎると花つきが悪くなるので、大株を使用して大きく分けるようにします。
一株に3から4芽つけて分けるとその後の生育がよくなります。
植え付けの時に、根が地上に出ていると枯れてしまうので注意する。
花が終わった後の5月から6月に採取した種をそのまま取りまきにするか、通気性のよい袋に入れ、乾燥しないように土中に埋めるなどして保存。保存した場合は、9月から10月にまきます。
種まき後は、乾燥しないように週1から2回水をやります。
初芽は翌春に出ますが、開花には3年ほどかかります。
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