緑のお医者の徒然植物記

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緑のお医者の徒然植物記

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2019/01/27

2月から3月の観葉植物の管理 No,115

◉観葉植物


日光が不足する場所に置いていた観葉植物は徒長を防ぐため、明るい場所の物と交代して移動させます。

できるだけ暖かさを保つように心がけながら、換気も暖かい日を選んで行います。

3月になると、よく晴れた日の閉めきった室内は温度がかなり上昇し、日陰に置いてあった株を急に日のよく当たる場所に移動させると、強い日差しの日には葉やけを起こすこともあります。

窓を開けて換気し、室温を管理します。

朝夕は寒さが厳しいので防寒対策もまだ必要です。



◉水やり、肥料

この時期にあまり冷たい水を与えると葉枯れを起こすことがあります。

暖かい日の午前中に室温程度に温めた水を与えます。

与えるタイミングは、鉢土の表面が乾いてからさらに数日たった頃です。

鉢底から流れるまでたっぷりと与えます。

受け皿に溜まった水は、根腐れの原因になるのでその都度捨てます。

暖房をしている室内では葉水をあたえます。


◆植物が生育を停止している時期には、基本的に肥料は必要ありません。


寒さに強くこの時期から生育を始める種類のものに限り、リン酸とカリ分が多めの液肥を薄めにして施します。

◉仕立て直し

休眠期でも暖かい室内では新芽が伸び始めたり、株が間伸びしてしまうことがあります。

切り戻して切った枝は挿し木もできます。

また、低温性の植物の根が伸び始める前の時期は、株分け等の作業が発生します。

3月下旬から植え替えができる植物はアイビー、アスパラガス、オリヅルランなどです。

サボテン🌵の仕立て直し

徒長してコケシ状に先端部が肥大してしまったサボテンを整形したいという場合は、空気が乾燥していて成長期に入る前が適しています。

◆コケシ状になった先端部をナイフで切り、切り離した方の下部を斜めにはぎ取ります。

半月から1ヶ月間切り口を乾かした後植え付けます。

元のサボテンの切り口からは、2ヶ月から3ヶ月後に子が出ます。

そのまま育てるとよい形の群生株になります。

また、できた子を外して挿し木もをし、株を殖やすこともできます。


        「サボテンの仕立て直し」