緑のお医者の徒然植物記

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火曜日, 1月 29, 2019

家庭果樹2月から3月の管理 No,117

家庭果樹の管理


2月はほとんどの落葉果樹が休眠期なので、剪定の適した時期です。

具体的には、イチジク、カキ、🥝キウイ、🌰クリ、ザクロ、ジューンベリー、ナシ、ナツメ、🍇ブドウ、🍎リンゴ、キイチゴ類、グミ、スグリ、ブルーベリー、ユスラウメなどです。

また、フェイジョア、グァバなどの常緑果樹も適しています。

★鉢植えを新しく仕立てる作業も3月までが適しています。

見栄えをよくするために、花芽のつき方を考えながら自由にデザインして剪定します。

◆あんどん仕立ては、ツル性果樹に、ほうき仕立ては、枝が細く枝数が多い種類に用いる。

スタンダード仕立ては、洋風の玄関などに適しています。

ツル性の種類では、トレリスなどを使って面白いアレンジができます。

◉イチジクの杯状仕立て

2月から3月はイチジクの剪定時期です。

杯状仕立ては、自然に近い形状で樹勢か強く、収穫量が多いということと、風害、凍害にも強いという長所があります。

主枝は3本にし、60センチほどの長さにきります。

★植え付け一年目は枝先を下ろすように斜めに誘引し、主枝を広げていきます。

★二年目には、1メートルほどの長さに主枝を知り返し、数多く分枝するようにします。

★三年目に全体の形を見ながら、よい杯状に仕上げます。

保護

植物に寒風があたって、枝葉の温度が外の気温より低くなると寒害を受けます。

屋外なら、鉢ごと土に埋めると鉢土が乾燥しにくく、冷たくならないので根が保護されます。

◉ウメの人工受粉

ウメの受粉も2月から3月に行われます。

ウメには同じ品種の花粉では受粉しにくい「白加賀」「豊後」などの品種と、花粉が豊富で自家受粉する「鶯宿」「藤五郎」などがあります。


★花粉を持たないか少ない、または自家受粉しない品種は、他の品種と混植するようにします。

複数植えることができない場合は、鉢植えなどで他品種を栽培し、人工受粉します。


          (ウメの人工受粉)
他の品種の花を直接つけて、雌しべに花粉をつける。

花弁を取り除き、雄しべだけにして受粉するとやりやすい。

◉花粉の多くついた花をとり、短い枝についた花のメシベにオシベの花粉を直接つけます。

ひとつの花で約10個の花に受粉できます。

また、アンズ、モモ、スモモ、花ウメの花粉でも授精できます。







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