クロマツのみどり摘み
みどり摘み
針葉樹のせん定は、2月下旬から3月中旬頃に行うことが多いが、マツは新芽が伸びて固まる直前の5月初旬頃に行います。
この時期は新芽が10㌢くらいに伸び、まだ柔らかいので指で折れますが、時期が遅れると硬くなってハサミで切らないと作業が厄介になります。
まつの樹形を維持するために、この新芽を手作業で摘む作業を一般に「みどり摘み」といいます。
クロマツのみどり摘み
みどり摘みに特別な決まりはありませんが、摘まずに放置しておくと間延びしてしまいます。
「みどり摘みの方法」
通常は、半分くらいの所で摘みますが、長く伸ばしたい部分のみどりは摘まずに残しても構いません。
また、クロマツは樹勢が強いので短めに残し、アカマツは長めに残すようにするのが一般的です。
「古葉落としの方法/古葉落としの後」
ゴヨウマツは新芽の伸びがクロマツやアカマツに比べて鈍いので、わざわざみどり摘みを行う必要はありません。
また、同時に翌年伸びた古葉を半分くらい落として全体をスッキリさせます。