緑のお医者の徒然植物記

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緑のお医者の徒然植物記

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2026/02/17

日本の労働時間と時給 No.828

 主要国で劣悪な労働時間と時給の日本


日本の労働時間を短縮することは、春闘でも大きな課題です。

総務省の労働力調査によると日本の年間労働時間は、グラフの通り1825時間と長時間労働の国になっています。


正規の職員·従業員は2124時間です。



「出典:しんぶん赤旗より」


ヨーロッパ諸国と比べて年間200〜500時間も長く働いています。

この下で、過労死等の労災支給決定件数は、2020年度の802件から、24年の1304件へと年々増加しています。

また、長時間労働は、女性に家庭的責任を押し付け、「長時間働けないなら非正規雇用で働け」というジェンダー不平等の温床でもあります。

労働者の生活と健康を守り、自由な時間を確保する必要があります。

ジェンダー平等を実現するには、賃下げのない労働時間短縮が必要です。

主要国と比べると日本の劣悪さが分かります。

労働時間が長いのに、時給が低いというのが日本です。

自由な時間も先進国並みの最低賃金も、得られていないのが日本の実態です。




「主な諸外国の時給」



全労連·国民春闘共闘委員会は、所定労働時間1日7時間、週35時間を目指し「7時間働いたら普通に生活できる賃金の実現のため闘う」としています。



秋田県では最低賃金がいまだ951円

昨年の最低賃金改定で、全国1000円を超えたとされるが、秋田県では発行日が3月31日まで先送りされたため、いまだ時給900円台の求人募集が街にあふれています。



春闘(しゅんとう)とは

春闘は正式名称「春季生活闘争」とも呼ばれ、日本の労働組合が毎年春の2〜3月に経営側に対して、賃金の引き上げや労働時間短縮、福利厚生の改善などを一斉に要求する労使交渉のことです。









2026/02/06

不戦の誓いを破壊する自民党 No.827

 憲法9条は不戦の誓い

今、日本では憲法を改正しようとする勢力が拡大している。

日本国憲法は、憲法9条で戦争放棄、戦力及び交戦権の否認を誓っている。

①日本国民は、正義と秩序を基調とする国際平和を誠実に希求し、国権の発動たる戦争と、武力による威嚇又は武力の行使は、国際紛争を解決する手段としては、永久にこれを放棄する。

②前項の目的を達するため、陸海空軍その他の戦力は、保持しない。
国の交戦権は、これを認めない。

総選挙が行われている今、9条改憲論が急浮上している。

国民に白紙委任を迫る高市早苗首相から、自衛隊を「実力組織として位置づけるため」憲法改正をやらせてくださいとの発言が飛び出しています。

憲法に自衛隊を明記する9条改憲を訴えている。

自衛隊を自衛軍に格上げする狙いがある。

これは戦争する国づくりのための改憲であることは明らかです。

不戦を誓う憲法を変えると言うことになる。

憲法9条は、侵略した地域、国々への謝罪と共に二度と戦争を起こさないと誓った約束です。

軽々しく改憲を口にするものでもありません。

憲法改正を唱える国会議員は、第99条(憲法尊重擁護の義務)違反に当たる。

国会議員はこの憲法を尊重し擁護する義務を負う。

平気で憲法違反を犯す国会議員は如何なものかと思う。

憲法改正は日本だけの問題ではない、他国にとっても重要な事である事は間違
いないでしょう。

再び侵略戦争を起こしてはいけません。

今、憲法が悪政によって変えられてしまう危険が迫っています。

数の力で強行に推し進められる危険があります。

護憲政党が勢力を失えば危うい状況に陥ることは間違いありません。

迫る総選挙の投票の結果が重大です。


憲法に、自衛隊や軍隊の存在を明記するかしないか各党の立場の比較








「反戦·平和」を貫き104年

日本共産党は今年で、党を作って104年、戦前·戦後一つの名前で通してきた政党は日本共産党だけです。

それには理由があります。

戦前、太平洋戦争に向かう時期に、日本共産党以外のすべての政党は自分の党を解散して、「大政翼賛会」に合流して、侵略戦争をすすめました。

それで戦後、同じ名前で出て来られなくなりました。

日本共産党は戦前、命がけで侵略戦争反対、主権在民(国民主権)を揚げて闘い抜きました。

そのために作家の小林多喜二(蟹工船)ら多くの人が命を落としました。

「反戦平和」「主権在民」

日本共産党が命がけで貫いた主張は、「日本国憲法」に実りました。

今また、政党の右傾化が進み、平和を壊す危険が生まれています。

こんな時こそ、反戦平和をブレずに貫く日本共産党が必要です。

それが「再び戦争をする国づくり」を止める力になります。

総選挙の結果、その願いが叶わない、強行に憲法改正が行われるかも知れません。

日本国に、戦前戦後も反戦平和を貫いた唯一の政党があった事を忘れてないで欲しい。

日中戦争·太平洋戦争で日本国民が亡くなった人の数は、約310万人とされていましたが、人口問題研究所の最近の推計では、約376人とされ、特に戦争末期(1944〜45年)には餓死や戦病死が多数を占めたとされます。

日中戦争において中国側は、数千万人規模の犠牲者を出したとされています。

中国軍民の犠牲者は約2000万人にものぼるとされています。

太平洋戦争において米軍の死者数は、約10万人〜11万人強と推計され、米国全体での戦没者は約29万人、負傷後の死亡や事故死を含む場合が多い。

激戦地となったフィリピン戦で約1.5万人

沖縄戦で約1.2万人の犠牲者を出し、特に太平洋戦線では海兵隊や海軍の多くが亡くなっています。

戦争を主導した者たちだけが生き延びるような戦争、世界中で起きる戦争もそれは変わらない。

戦争の名の下で利用される国民、一度だけの人生を奪う戦争に正しい戦争は一つもありません。



自民党の改憲草案の正体



「出典:自民党改憲草案より抜粋」

自衛隊を国防軍とし、憲法が書き換えられます。

9条が破壊されます。


日本政府は再び、戦争ができるように憲法改正を狙っています。

これは、侵略戦争の反省を政府が深く行っていない、過去の事であり、侵略当事者の意識がない、戦争体験者がいなくなってることが考えられます。

日本の憲法の問題だから他国は関係ないと言う事でもありません。

日本は侵略戦争を起こし、多くの地域、国々の人々の生活、人生を奪った極悪国と言う消し去ることのできない歴史があります。


政治がどんどん右傾化し、やがて憲法を戦争が出来るものに変えてしまえば、再び侵略的な出来事が起きないとは言えません。

今、生きている大人たちが大事であると言う重点ではありません。

未来ある子どもたちの未来を「大人たちが奪うことになっていいのか」なのです。

子どもたちの戦争に対する会議の中で、子どもらが出した答えは、「戦争はない方がいいに決まっている、その方が平和だよね」と言う結論でした。

子どもたちは人生を歩き始めたばかりです。

子どもたちの人生を奪う可能性を大人たちが作っていいのでしょうか?

改憲を訴える政党の主張は間違っていると言えないだろうか?

憲法で戦争を放棄している日本が、軍事大国になぜ挑戦しなければならないのか!

防衛の名の下で軍拡をしなければならないのか、全く正当性がありません。

戦争になりうる可能性を作っていいのか、日本は今一度考える時に来ている。














2026/02/02

河津桜の原木 No.826

 河津桜

花見に多くの人々が訪れる桜の名所である静岡可賀茂郡河津町に、河津桜の原木がある。

1955年(昭和30年)頃、町民が河津川の河原で芽吹いていた桜の苗木を偶然発見し、自宅に持ち帰り、庭に植えたものが原木となり、その後植樹から10年で開花が始まりました。

この原木となる苗木を植えたのは飯田勝美氏(故人)です。

人々を驚かせたのは開花時期の早さと、開花期間の長いことでした。

原木は幹周り約115cmとされ、樹齢約71年



「河津桜の原木·飯田邸」


1月下旬から咲き始めた河津桜は約1ヶ月に渡り咲き続けます。

河津桜は、オオシマザクラ系とカンヒザクラの自然交配種であると推定されています。

オオシマザクラ系には、ウスゲオオシマ、アリアケ、ウスズミ、ソトオリヒメなどがあり、伊豆諸島以外のものはかつて薪炭用に栽培されていたものが野生化したものという説があります。

カンヒザクラの桜は、中国からヒマラヤにかけて4種が分布しています。

日本には野生種はないが、東京以南の暖地でカンヒザクラが栽培されています。

この仲間の桜は、花の色が普通濃い紅紫色、萼筒(がくとう)が大きいなどの特徴があります。


沖縄の石垣島や久米島の一部に生えているものは、自生という説と自生ではなく台湾または中国から導入されたものが、野生化したという説があります。

沖縄では各地に植えられており、1月下旬には満開になります。

野生化しているものも多く存在しています。

河津桜は、オオシマザクラやカンヒザクラの特徴や性質を持った桜と言えるでしょう。








2026/01/31

引き継がれた戦争準備計画 No.825

 参戦否定せぬ高市内閣

高市首相はテレビの党首討論でも、台湾危機で米軍が攻撃を受けた際、「日本が何もせず逃げて帰ると日米同盟がつぶれます」と発言し、自衛隊が参戦する可能性を否定していません。

安保政策の抜本強化を打ち出す高市首相は「安保3文書」を今年中に前倒しで改定する方針を示しています。

2022年、当時の岸田文雄内閣が閣議決定した「安保3文書」は大軍拡とともに、「戦傷医療能力向上」をうたっていました。


自衛隊員が戦場で傷つくことに備えて、高市内閣が編成した26年度予算案だけでも994億円超を計画していることが、しんぶん赤旗の調べで分かりました。

戦傷者医療を巡る動き

22年12月
岸田文雄内閣が安保3文書を閣議決定し、戦傷医療能力向上を盛り込む。

24年2月、戦傷医療における輸血に関する有識者検討会議が提言。

25年2月、陸上自衛隊が全葬連(全日本葬祭業協同組合連合会)と連携·協力に関する協定を締結。

防衛省は、戦傷者治療や輸血用血液を確保するためなどに2022年度から25年度までの4年度分で600億円超を支出してきました。

更に防衛省は、有事において前線から後方の自衛隊病院等に戦傷者を迅速に搬送できる大勢を構築するなどとして、22年度に計6億円、23年度に計112億円、24年度は計186億円、25年度は計306億円の予算を支出してきました。

来年度は計994億円を計上しています。

自衛隊員の戦死想定

25年2月には、葬祭業の業界団体である全葬連が陸上自衛隊と連携·協定に関する協定を締結しています。

協定では武力攻撃事態や存立危機事態にそなえて、殉職隊員の葬儀に関する相談、遺体の安置·保管で協力するとしています。

自民党·高市政権が続けば、自衛隊の参戦を否定しない高市首相の下で、自衛隊員が戦場で負傷し、戦死する恐れが現実になりかねません。

自民党政権は「戦争する国づくりではない」と否定できない計画である。



違憲の長射程ミサイル乱立




出典:しんぶん赤旗より



敵基地攻撃に7.3兆円

安保3文書に基づく大軍拡の特徴は、敵基地攻撃が可能な長射程(スタンド·オフ)ミサイルの大量導入です。


安保3文書の策定以降の2023〜2026年度の4年間で、敵基地攻撃能力に関する予算は総額約7.3兆円(契約ベース)に達したことが分かりました。


「専守防衛」を基本としてきた自衛隊の姿は大きく変貌(へんぼう)しています。


政府は、軍事費の用途を15分野に分け、23〜27年度の5年間で総額約43兆円を投じることを計画しています。

このうち敵基地攻撃能力を活用する「スタンド·オフ防衛」と、敵基地攻撃と「ミサイル防衛」を一体化させた「統合防空ミサイル防衛、IAMD」の2分野で計約8兆円を占めます。

いずれも日本が攻撃を受けていなくても他国領域を攻撃することを想定しており、違憲の兵器です。

しかも、国連憲章違反の「先制攻撃も選択肢」とする米軍に統合される可能性があります。


米国製の長距離巡航ミサイル·トマホーク(射程1600㌔)も今年3月までに配備します。

長射程ミサイル部隊の配備はこれだけにとどまりません。

安保3文書の一つ「防衛力整備計画」は、おおむね10年後、2032年度頃の体制として、長射程ミサイル部隊を現行計画の6個から11個まで増やすとしています。

並行して、だんやかも増設します。

防衛省は27年度までに70棟を措置し、32年度までに60棟を整備するとしています。

まさに、日本の全土を「ミサイル基地·要塞」化し、中国など周辺国と交戦する態勢をつくるもので、国土の戦場化につながる動きです。





出典:しんぶん赤旗より



空母保有へ

長射程ミサイル以外にも「専守防衛」を逸脱する攻撃的兵器の導入が続いています。

なかでも空母が実用段階に入っています。

護衛艦のの空母化改修を進めています。

対中国を念頭に、日米だけでなく多国間での共同運用を狙っています。

空母の運用は、周辺国との軍事的緊張を大きく高めます。










2026/01/28

ダイオキシンと樹木の関係 No.824

 樹木燃焼でダイオキシンが発生する


人類が作り出した最悪の猛毒ダイオキシンは炭、水素、塩素が結び付いた化学物質です。


ダイオキシンと樹木の関係は、大きく分けて樹木、落ち葉の焼却によるダイオキシン生成と言う環境負荷の側面と、樹木や微生物を活用した環境浄化と言う研究の側面があります。


木材には塩素成分が含まれており、300〜500℃程度(低温)で不完全燃焼させると、この塩素が反応してダイオキシンが生成されます。

樹木や植物に塩素が含まれる、或いは取り込まれる主な理由は、塩素が植物の生育に不可欠な微量栄養素(必須元素)だからです。

塩素は植物にとって光合成を助ける不可欠な要素となっているのです。

落ち葉は燃やすのではなく、堆肥として利用することが推奨されています。

また、産業用の木材廃棄物も800℃以上の高温焼却で処理される必要かをあります。

この温度帯では有機物が完全に分解されて、二酸化炭素と水になるため、ダイオキシン類の前駆物質が生成されにくくなります。


ダイオキシンはごみ焼却などの過程で、非意図的に生成される非常に毒性の強い、有機塩素化合物の総称で約210種類があるとされています。

燃焼温度が1250℃以上でないと分解されにくい性質を持っているとされ、青酸カリの1000倍とも言われる毒性があるとも言われている。

しかしこれは急性被ばく時の数値です。

ごく微量を摂取しただけでもガンの発生、ホルモンの障害、奇形児の誕生などの原因になるとされている猛毒です。


森林土壌はダイオキシン類の蓄積場所(リザーバー)となりやすい性質があります。

特に「有機炭素」を多く含む土壌で高濃度になる傾向があります。

有機炭素とは、動植物の死骸や微生物、プラスチック、石油など、炭素の骨格を持つ化合物に含まれる炭素のことです。

特定の種類の木材腐朽菌のキノコ類には、ダイオキシンを分解する能力があることが研究されており、これを用いた汚染土壌の浄化(バイオレメディエーション)が期待されています。




バイオレメディエーションとは、微生物や植物などの生物が持つ能力を利用して、汚染された土壌や地下水を浄化、修復する環境技術のことです。

樹木関連の微生物を用いたダイオキシン汚染の土壌分解も技術的に研究されています。

細菌の脱塩素化や、微生物、植物の相乗効果を利用して、土壌中の有機物質を安全に分解する技術の研究が進められています。

樹木そのものがダイオキシンを大量に生み出すわけではありませんが、枯れ葉の野焼きや不適切な木材焼却がダイオキシンの発生源になります。


竹は塩素が多く含まれ、発電設備に悪影響を与えます。

竹の塩素濃度は1000〜5000ppm(0.1〜0.5%)で、一般的な木材よりも高い数値です。

塩素は耐火材や伝熱管などを腐食させてしまうため、バイオマス燃料として使いにくい原因となります。

焚き火は燃やす物や燃焼条件によってはダイオキシン類が発生する可能性があります。

これは焚き火が一般的に低温での不完全燃焼になりやすいためです。

焚き火は温度管理が難しいため、低い温度でダイオキシンが発生しやすいという特性があります。

野外焼却(野焼き)は原則禁止が法律により定められています。

ただし、例外規定として、正月のどんどん焼きやキャンプファイヤーなど、影響が少なく、かつ社会的な慣習や宗教上の行事として行われる焚き火は例外とされています。

キャンプでは、自然物の薪、木枝、枯れ葉のコーティングされていない物のみ燃やし、塩化ビニール、ラップ、発泡スチロールなどのプラスチック類を燃やすと大量のダイオキシンが発生するので、プラスチック、ゴミは必ず持ち帰るか分別して処理しましょう。


ダイオキシンは体内に蓄積する?

ダイオキシンは食事からの摂取が約9割を占めており、脂肪分(魚、肉、乳製品)に濃縮されやすい性質があり、食事を通じて体内に取り込まれる。


脂肪組織に長期間蓄積される残留性有機汚染物質である。

体内での半減期、体内濃度が半分になるのに約7〜11年と非常長いため、微量でも慢性的な摂取により、濃度が上昇し、発がん性、ホルモンバランスの乱れ、免疫毒性などの影響が懸念されています。


体外排出速度は非常に遅い。

出産と授乳は、体内に蓄積されたダイオキシン類が体外に排出される大きな経路となる。

ピザ窯を利用する際は、可能な限り高い温度、800℃以上を安定的に保つ必要があり、完全燃焼を徹底する事が重要である。











2026/01/27

樹木と炭素 No.823

 炭素貯蔵に効果的な樹木

植物には、半永久的に利用可能な太陽からのエネルギーを利用して、大気中の二酸化炭素(Co2)を有機物として固定するという重要な働きがあり、特に樹木は幹や枝などの形で大量の炭素を蓄えています。

若い木ほど光合成によるCo2吸収能力が高いため、成熟した伐採木を利用し、新たに植林することで森林全体の炭素固定量を最大化できます。


また、木材は重量の約半分が炭素で構成されており、製品としての木材を住宅や家具などに利用することで炭素を大気中に放出せず、長期間にわたって炭素を貯蔵することができます。

木材の燃焼で排出されるCo2は、成長過程で吸収したものであるため、実質的に大気中のCo2濃度を上昇させない。

従って、木材のエネルギー利用は大気中の二酸化炭素濃度に影響を与えない。

しかし木材には、塩素成分が含まれており300〜500℃程度の低温では不完全燃焼となり、塩素が反応してダイオキシンが生成されます。

そのことから、エネルギー利用では800℃以上の高温焼却で処理される必要があります。

樹木や植物に塩素(塩化物イオン)が含まれる、或いは取り込まれる主な理由は、塩素が植物の生育に不可欠な微量栄養素(必須元素)だからです。

光合成の過程において、水を分解して酸素を放出する反応に塩素が必要で、塩素は光合成を助ける不可欠な要素となっています。

カリウム(K)と共に働いて、葉の気孔の開閉を調節し、水分の蒸散をコントロールします。

また、地球上の土壌や雨水には常に一定量の塩素が含まれており、根から自動的に吸収されています。

特に海沿いの地域などでは、空気中や土壌中の塩分を吸収し、樹体内に蓄積しやすい環境にあります。

塩素過剰症

植物には必要な塩素であるが、濃度が高過ぎると塩害を引き起こし、葉が枯れたり成長を阻害する原因にもなります。

漂白剤や食塩などの塩素を樹木に与えることは、樹木を枯死させる原因となります。