緑のお医者の徒然植物記

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2021/07/04

7月のバラ手入れ、管理 No,516

 7月のバラ手入れ

関東地方では7月上旬頃は梅雨の盛りですが、下旬には明けて猛暑が訪れます。

バラは咲き柄を摘んだ後の二番花が咲き始めます。




①咲き柄摘み

この時期は雨がちなので、二番花は長持ちしません。

放って置くと灰色かび病の温床になるので、こまめに摘み取るようにします。


②シュートの処理

中旬頃まではシュートの発生が盛んです。

時々、庭を見回って目につき次第シュートをピンチします。

遅れてほうき状に広がってしまったものは、下の2本の枝を残して上をせん定ばさみで切ります。

つるバラは6月同様の処理を行います。


③病害虫の防除

病気では引き続き黒点病の発生を見たら、サプロールなどを散布して拡がるのを防ぎます。

うどん粉病にも注意して、発生が止まらないようなら、治療薬を変えて交互使用します。

カミキリムシは上旬まで、ハダニは雨が続くとやや収まります。


④施肥

夏の元肥は梅雨が明けてから施します。

早すぎると夏のせん定前に効いてきて株が茂り過ぎたり、秋の生育期に養分を浪費してしまうことになります。

鉢植えには置き肥と液肥を続けます。


⑤水やり

梅雨が明けても庭植えのものには不要です。

鉢植えは、梅雨明け後からほとんど毎日水やりする事になります。

一日一回で間に合わないようなら、鉢を大きなものに替える必要があります。