緑のお医者の徒然植物記

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緑のお医者の徒然植物記

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2025/01/29

クロマツのみどり摘み No,757

 クロマツのみどり摘み

みどり摘み

針葉樹のせん定は、2月下旬から3月中旬頃に行うことが多いが、マツは新芽が伸びて固まる直前の5月初旬頃に行います。

この時期は新芽が10㌢くらいに伸び、まだ柔らかいので指で折れますが、時期が遅れると硬くなってハサミで切らないと作業が厄介になります。

まつの樹形を維持するために、この新芽を手作業で摘む作業を一般に「みどり摘み」といいます。

クロマツのみどり摘み

みどり摘みに特別な決まりはありませんが、摘まずに放置しておくと間延びしてしまいます。


       「みどり摘みの方法」


通常は、半分くらいの所で摘みますが、長く伸ばしたい部分のみどりは摘まずに残しても構いません。

また、クロマツは樹勢が強いので短めに残し、アカマツは長めに残すようにするのが一般的です。


    「古葉落としの方法/古葉落としの後」

ゴヨウマツは新芽の伸びがクロマツやアカマツに比べて鈍いので、わざわざみどり摘みを行う必要はありません。

また、同時に翌年伸びた古葉を半分くらい落として全体をスッキリさせます。









2025/01/27

菌根菌の種類 No,756

 菌根菌(カビ、糸状菌)

真菌は酵母、糸状菌でいわゆるカビ、キノコを含む生物群です。

動物の次に進化した高等な生物と言われています。

真菌類は更に、その菌糸が植物細胞内に侵入するかどうかにより、内生菌根菌、外生菌根菌、疑菌根菌(共生関係の不明瞭なもの)に区分されます。

かつて、VA菌根菌と言われた菌根菌は内生菌根菌に属する。

菌根のできる根はいずれも若い根で、菌糸は表皮から皮層まで侵入し、中心や根の先端には入らない。

全植物の80%以上が何らかの形で真菌類と共生し、菌根を形成していると考えられています。

菌根菌は植物の根に付着し、植物が養分(リン酸など)や水分を吸収するのを助けています。

菌根菌は光合成で作られた糖(炭素化合物)を樹木から貰う代わりに、窒素やリンなど必要な栄養を樹に与えています。

炭素化合物とは、炭素を成分として含む化合物で、有機化合物はすべて炭素化合物です。

炭素化合物には炭素、水素、化合物によっては酸素、窒素やリンなどの「ヘテロ原子」を含む。

ヘテロ原子とは

ヘテロとは異質という意味で、有機化学の分野において、分子構造中に含まれる炭素と水素以外の原子のことを指します。

典型的なヘテロ原子として窒素、酸素、硫黄、リン、塩素、ヨウ素、臭素などが挙げられます。

森林体系において土壌微生物は、多様な役割を担っているが、その土壌微生物の最も重要なグループのひとつが菌根菌なのです。

アーバスキュラー菌根菌

この菌根菌が共生するサクラの周囲には病原菌が蓄積して、サクラの「実生」の成長を阻害している。

実生(みしょう)とは、種子から発芽したばかりの植物のこと


その結果、多様な樹木がサクラの周囲に育つことになり、松林のように自然にサクラが桜林になって行くことはありません。

アーバスキュラー菌根菌(AM菌)は、植物の根と共生してリン酸などのミネラルと水分を供給するカビで、この菌根菌は陸上植物の約80%と共生できると言われています。

土壌中のリン酸養分が少ない時のみ活動するため、リン酸を施肥し過ぎると活動できず、植物との共生関係を結ぶことが難しくなります。

また、植物と共生しないと生育できない性質を持っています。

しかし近年、脂肪酸を添加した培地で、アーバスキュラー菌根菌を単独で培養することに成功した研究発表が報告されています。

それでも地球上に存在する微生物の中で、人間が培養できるのは全体の1%に過ぎません。

つまり、99%の微生物は培養できていないということです。

しかも日本に存在する微生物は、その種類も多いとされます。

微生物同士が共生関係にあることは、最初に日本の研究者によって発見されました。

元々微生物と発酵に関する研究は、日本が最初だったと言えるのです。

アーバスキュラー菌根菌の種類は、300種以上が確認されていますが、人間が利用できる形で培養できるのはまだわずかです。

アーバスキュラー菌根菌と外生菌根菌

アーバスキュラー菌根菌は、根の細胞内に入り込んで共生するため、根の表面はツルツルしていてキノコとなって地上に現れることはありません。

一方、外生菌根菌はきんしが根の周囲に伸び、絡み合って形成されています。

外生菌根菌はキノコを形成する菌根菌のことで、主にマツ科、ブナ科などの樹木の根に共生しています。

マツタケやトリュフなど多くのキノコは外生菌根菌に属し、1本の成木に共生する菌根菌は、10〜100種類を超えるとも言われ、森林地下には様々な外生菌根菌が広がっている。

その種類は5000種から6000種と言われています。

その中に食用菌も多数含まれています。

菌根には、大きく2つに分けて内生菌根と外生菌根があり、内生菌根は根の表皮細胞の内側にある皮層組織にまで侵入します。

一方、外生菌根は根の内部まで奥深く侵入することはありません。

マイコス菌根菌

植物の根に感染して「菌根」を形成し、互いに共生しながら増殖します。

土壌改良材として水稲や大豆、麦、牧草、野菜など幅広い作物に使用できます。

マイコス菌根菌の効果は、収穫時期を早めたり収穫時期を延ばす効果がある。

収穫作物の品質を高める効果があり、病害虫に対する抵抗性を高める。

リン酸などの養分吸収を促進し、水分の輸送機能を高めます。

また、活力剤として使用されることもある。









2025/01/26

松の菌根菌 No,755

 菌根菌について

何年も松の枯れ葉が堆積している健全な松林や造成林地から、古い松葉に付いている白い菌糸状のものを移植します。

松葉には松の「菌根菌」がいます。

松葉以外の枯れ葉では駄目です。

松には松の菌根菌、この菌根菌が枯れそうな松を救う最後の手段かも知れません。

菌根菌とは、菌根を作って植物と共生する菌類のことです。

土壌中の糸状菌が植物の根の表面、または内部に着生したものを菌根といいます。

松の菌根菌は、マツの根と共生する糸状菌の一種で、マツの根の吸収機能を拡張し、土壌養分の吸収や土壌病害の防御(ぼうぎょ)に役立っています。

松は代表的な菌根性樹種で、土壌養分吸収のほとんどが菌根菌を介して行われています。

松と菌根菌の共存関係は、劣悪な土壌環境でもマツを育てることができるという観点から注目されています。

マツタケはアカマツなどのマツ科に共生した「外生菌根菌」で形成されたキノコですが、生きている樹木と共生関係を結び生活する。

樹木細胞の内部には侵入しない菌類です。

多くの植物には菌根が存在しますが、日本ではどの樹木がどんな菌根を持っているのか、よくわかっていません。

菌根菌の役割

①土壌養分の吸収を促進する。
②土壌病害から根を守る。
③根の機能を拡張する。
④植物の成長を促進する。


菌根菌の移植

根鉢の上に菌根菌付きのマツの古葉を敷いて、たっぷり水を張ってやる。

半分くらい浸けて置くくらいでも構いません。

松は水を嫌うなどと言う人もいますが、弱っている松にはたっぷりの水が効果的で庭木も同様です。

菌根菌と炭

松の菌根菌、赤玉土、桐生砂、軽石、炭を松の根に配置します。

適度な根を選び出し施工しますが、健全な根や発根の期待できる根の本数は限られるので、丁寧に掘り出して作業します。









2025/01/25

マツの樹勢回復 No,754

 黒松の黄化などの状態樹勢回復

スーパーバイネ、プラントストライク(緩効性肥料)と一緒に使用することで回復力が強くなる。

松葉が黄緑色になり、新芽の勢いが悪い状態





①高さ5㍍、目の高さ部分の幹の太さ45㌢の松の木1本
スーパーバイネ0.5kg、プラントストライク2本

②高さ6㍍、幹の太さ50㌢の松の木1本
スーパーバイネ2kg

③高さ2㍍、幹の太さ15㌢の松の木1本
スーパーバイネ500g
有機入肥料500g

✼天然活力剤スーパーバイネ

✼打ち込み型棒状肥料
プラントストライク
グリーンパイル

グリーンパイルによる肥料の打ち込み(土壌)
1年間肥料が持つ

HB101による活力剤の使用
HB101液体=葉に散布/根に注入
HB101個体=土壌埋め込み

ヒューメイトは生産中止
ヒューマメイトに変わる代替品として「腐植パワー」

腐植パワー(植物活力剤)
発根促進作用が抜群で、養分吸収力を高める効果がある。

水に溶けた腐植酸が素早く根まで届く。
活力剤で根を元気にし、肥料の栄養をより多く吸収させることが目的。

くん炭(土壌改良材)
土がふかふかになり、雑菌が増加しにくくなって土壌環境を良質に整えてくれます。

ほとんどの作物に使うことができる。

日向土(ボラ土とも呼ばれる)
軽石の一種で、通気性や排水性に優れている。

無菌、無肥料の衛生的な土であり、病虫害発生の心配もありません。

鹿沼土より硬く軽石より柔らかい、崩れない、根腐れの原因となるミジン(粉塵)が少ない。

キノンドー水和剤40(500g)殺菌剤
キノンドーは、発生初期から1〜2週間おきに予防的に散布することで、病害の多発時の効果を低下させることなく、細菌性病害を含む広範囲の病害を予防できます。

連続散布しても、効力の低下がなく、耐菌性が生じにくいという特徴があります。









2025/01/24

マツの害虫④No,753

 マツの枝や幹につく害虫

シンクイムシ

心喰虫と呼ばれるハマキガ類やメイガ類の幼虫は、マツなどの梢に穴を開けて侵入食害して、そこから上部を枯死させます。

キクイムシ

成虫そのものが樹幹内部に巣を作り、そこで産卵する。

幼虫は樹木の中で育ち成虫になると外に出ます。

樹木の形成層を食糧として食い荒らすものと、芯材部にトンネルを掘り、そこで菌を育てて食べる2種類がいます。

樹は食害や菌のために樹勢が衰え枯れる。

治療、予防

枝に被害を見つけた場合はその枝を切り取り処分。

幹に被害を見つけたらスミチオン、オルトランなど穴から注入します。

薬剤の濃度は500〜1000倍液

なお、衰弱した樹は薬害を起こすことが多いので、濃厚液の注入には十分注意が必要です。


シラホシゾウムシ(マツ類加害)

幹の樹皮の下に幼虫が侵入し、中を食害します。

そのため、樹勢が衰えてマツ類の葉が黄色くなります。

症状が進むと葉は褐色になり、やがて枯死します。

他にも枝などに穴を開けて産卵する種類があります。

成虫は4月頃から活動を始め、根元付近の樹皮の下に産卵する。

治療、予防

4月頃にスミチオン、オルトランなどを散布して成虫を防除し、枯れた樹は伐採します。

他の樹に影響するので付近の枯れ木、枯れ枝は処分します。









2025/01/22

マツの害虫③ No,752

 マツの害虫 カミキリムシ類

衰弱した樹に被害が集中

無理な移植や台風被害、大気汚染などで弱っていたマツ類にカミキリムシ(甲虫目)が寄生すると、急激に衰弱して立ち枯れ状態となります。

「松くい虫」と呼ばれるカミキリムシは24種類ほどいますが、その中で多いのはマツノマダラカミキリによるもので、この虫はマツノザイセンチュウを媒介することでマツ類に深刻な被害をもたらします。

カミキリムシ一匹に、平均15000匹のセンチュウが必ずいると言われています。

シイ、カシ、クリ、クヌギ、コナラ、ポプラ、ヤナギなどの広葉樹は健全樹であってもカミキリムシの食害をうけます。

シロスジミヤマゴマダラなどのカミキリムシの仕業で、幹の中にテッポウムシ(カミキリムシ類の幼虫)がトンネルを掘って食害します。

この食害によって樹が衰退すると、「木材腐朽菌」の侵入を招くこともあり、大きな被害となります。

マツノマダラカミキリムシは年1回の発生で、5月下旬頃から7月にかけて成虫羽化し、サナギから脱出した成虫は若い枝をかじり、カミキリムシに侵入していたセンチュウがこの時に、かじった所からマツに侵入します。

センチュウが寄生したマツは急激に衰弱します。

衰弱した樹はカミキリムシにとって絶好の産卵場所となります。

メス成虫は脱出から20日後に樹皮の下に産卵します。

孵化した幼虫は食害を続け、翌年5月頃にサナギになります。


センチュウはカミキリムシが羽化した直後に気門から気管の中に侵入して取り付きます。


カミキリムシとセンチュウの関係

カミキリムシは、センチュウがすでに寄生しているマツにしか卵を産みません。

産み付けられた卵は羽化し、マツの中に潜り込んでサナギになる部屋を作ります。

この部屋にセンチュウが集まり、カミキリムシがサナギから羽化する時に、カミキリムシに寄生するようになっています。

シロスジカミキリ

シロスジカミキリの一世代は2〜3年かかります。

5月下旬頃に成虫が現れ、メス成虫は地上から約50㌢の樹皮にはっきりした円形(直径約15㍉)の噛み跡をつけて産卵(産卵痕)します。

産卵の跡を木槌などで卵を叩きつぶして駆除します。

被害は壮齢(そうれい)から老齢樹に多く、幼虫による深材部への食害が進むと、樹皮に繊維状の虫糞を排出します。

一世代に3年かかるミヤマカミキリムシは、幼虫が健康樹の辺材部を食害するため、その跡が溝状に裂けて樹皮に大きな傷をつけます。

このカミキリムシは産卵の跡を残しません。

4月頃の発生時期にサッチューコートやスミバークなどの薬剤を散布すると有効です。

大部分は健全木には加害しないので、樹の健康を保つことが一番の予防です。

春と秋の手入れは欠かさないように注意することです。

穿孔穴から針金を入れて刺して駆除します。

ゴマフボクトウ

成虫が現れる7月中旬から8月下旬頃に枝や幹に塗布剤(サッチューコート、スミバーク)を塗っておく

赤い虫糞が目印

コウモリガ

発生は1年か2年に1回
成虫は9月頃に発生し、幼虫は5月頃に羽化します。

木くずと虫糞で作られたフタが侵入口に付いているのが目印です。









2025/01/21

マツの害虫② No,751

 マツ材線虫病

マツ材線虫病(英名:pine wilt diseasc)とは、マツ属(学名:pinus)を中心としたマツ科樹木に発生する感染症である。

病原体は北米原産で、日本を含むアジアやヨーロッパのマツ類に枯死を伴う激害をもたらしています。


日本における病害の汚染地域は徐々に拡大し、2010年以降は北海道を除く本州以南の46都府県すべてで確認されています。

関係者の間では「松枯れ」と呼ばれることが多い。

行政用語として「松くい虫」が用いられています。

世界三大樹木病害とされるニレ立枯病、クリ胴枯病、五葉松類発疹サビ病にマツ材線虫病を加えて、世界四大樹木病害と呼ぶことがあります。

また、外見上類似した病害として、ナラ枯れ(ブナ科樹木萎凋病)がある。


症状と診断

典型的な症状としは、真夏から秋にかけてそれまで正常であったマツの針葉が、急速に色あせて最終的に褐変する。

針葉の褐変は症状の最終段階であり、それに先立って外見は正常のまま樹脂(いわゆる松脂=まつやに)の滲出(しんしゅつ)が減少する。

線虫病

健康なマツは、幹に傷をつけると大量の樹脂を傷口に分泌するが、この病気を発病したマツは樹脂の量が著しく減少し、全く出ないことが多い。

このため、早期の診断には幹にピンを刺したり、ポンチで穿孔(せんこう=穴をあける)したりして、樹脂滲出異常の有無を調べます。

この簡易判定方法は、発見者の「小田久五」に因み「小田式判定法」「小田式健全度判定」などと呼ばれています。

発病した個体の幹には多数の穴が見られることが多い。

これはこの病気に限ったことではないが、マツが衰弱してくるとキクイムシとカミキリムシが集まってくるためです。

条件によって典型的な経過とならず、樹脂滲出が止まっても外見が正常のまま、翌年まで生存することがあります。

冷涼な地方ではこのような過程を辿る個体が温暖な地方より多い。

これらの個体は翌年の春から初夏に枯死して「年越し枯れ」と呼ばれたり、更に遅れて通常のマツ枯れシーズンに至って枯れて「潜在感染木」と呼ばれることもあります。

仮道管の閉塞が原因で枯死

仮道管の閉塞の原因は、線虫や細胞による物理的な管の詰まりではなく、「キャビテーション」と言う現象によって細い管内に気泡が発生するすることによって、管内部に空洞が形成されてこの空洞が栓の役割を果たして樹液の流れを妨げることで起きる。

針葉樹には道管がなく仮道管だけが水の通路となっています。


ガスエンボリズム=気体塞栓症が、継続的に発生していることが明らかになっています。

キャビテーションによる仮道管の閉塞自体は健全な個体でも乾燥時などに見られますが、症状が一時的であればそれは可逆的なことです。

可逆的とは、一度変化した状態を元の状態に戻すことができる性質、機能のことで、キャビテーションは液体中に圧力が低下して気泡が発生する現象をいう。

なぜ、継続的なキャビテーションが発生してしまうのかは分かっていません。

キャビテーション、エンボリズムの診断方法として、着色溶液をマツに吸わせてから切断して、断面を観察するという古典的方法の他にも、水が途切れる際に発生する音の一種「アコースティック·エミッション」を観察するという、「非破壊的方法」が提案、実用化されており、蒸散速度や光合成速度の低下を観察するという従来からの「非破壊的方法」に加えて、このような面からも樹木の水分異常を観測できるようになっています。

線虫は病原性を持ち、松を枯らすことができますが、他のマツへの移動手段を持っていません。

移動を手助けしているのがヒゲナガカミキリ属のカミキリムシです。

線虫は蛹(さなぎ)室内にいる新成虫カミキリムシの気門に侵入し、蛹から脱出したカミキリムシと共に他のマツに移り線虫も移動出来る。


松くい虫に効く薬

①樹幹注入剤グリーンガード
②ベニカマツケア
③マツグリーン液剤2









2025/01/20

マツの害虫① No,750

 マツの害虫

カミキリムシの幼虫(テッポウムシ)が媒介する、マツノザイセンチュウによる被害

樹幹に穿孔した穴が見つかったら、テッポウムシが潜入した穴です。

穴の中の木くずや虫糞を取り除いて、注射器や油差し、スポイドなどで穴から薬剤が溢れるまで注入します。

その後、穴はパテやビニールテープ、土などで塞いでおきます。

テッポウムシの隠れた穴に注入する薬剤と濃度

DDVP乳剤(劇物)
スミチオン乳剤(普通)
エルサン乳剤(劇物)

注入する薬剤濃度は500倍〜1000倍液


マツノザイセンチュウ

マツノザイセンチュウは北米大陸に分布するセンチュウで、輸入丸太にくっついて日本に侵入したと言われています。

それまでは、マツノマダラカミキリムシが好んで産卵する衰弱したマツはわずかで、このカミキリムシの個体数も低いものでした。

ところが、カミキリムシがセンチュウを媒介するようになると、衰弱したマツの数も激増し、カミキリムシの好産卵条件が整って個体数も増え、マツに被害が集中したのです。

マツに急激な枯死を招く原因としては、センチュウによる木材細胞の破壊という説と、センチュウの感染で生じる毒素の仕業という2つの説があります。


マツの葉が突然赤褐色に変わり、枯死する被害が出たらマツノザイセンチュウの発生が考えられます。


この線虫は体長が0.6〜1㍉と小さく、急激に増殖して葉が変色したらすでに手遅れで、樹を切り倒して焼却処分するしかありません。

この線虫はカミキリムシがマツについた傷口から樹の中に侵入し、それにカミキリムシが羽化する時に、その体に侵入して移動します。

この密接な関連からカミキリムシの防除を前提として、各地で薬剤の薬剤の空中散布が行われてきましたが、効果があったとは言えない地域もあります。

環境の面からも、薬剤の空中散布には慎重な実施が望まれます。

中には、雨の日に地上散布を行ってる自治体もありました。

マツノザイセンチュウ専用の樹幹注入剤も市販されていますが、薬害が発生して樹が枯れたという報告もあり、使用するときは専門業者に依頼することが重要です。

薬剤だけに頼らない防除方法として、線虫に対して抵抗性を持つマツの子孫を、接ぎ木で増やすなどの研究が進められています。

マツノザイセンチュウ抵抗性のマツ

新潟県で開発されたアカマツの品種で、松くい虫に強いことで知られる新潟千年松

岩手県や宮城県と連携して開発されたアカマツの品種

新潟県で開発されたクロマツの品種


その他、秋田、新潟で連帯して新たな品種のマツが開発されています。









2025/01/18

バチルス菌の役割(有効菌) No,749

 バチルス菌

病原菌の殺菌(桿菌)

桿菌(かんきん)とは、棒状、円筒状の細菌

土壌の物理学的特性を整える。

バチルス菌は高温に強いため、耐熱性のような病原菌だが殺菌されていきます。

バチルス菌の働きにより、団粒構造が形成され、土がフカフカになります。

糸状菌(カビ菌など)を抑える働きがあり、作物の病害対策に効果があります。

また、環境を改善した土壌中の糸状有害微生物の繁殖を抑えます。

関連ブログ
根頭癌腫病についてNo,524









2025/01/15

菌液の作り方 No,748

 乳酸菌酵母液

液体の発酵肥料が菌液です。

米の研ぎ汁1.5㍑に白砂糖100gを混ぜ、ペットボトルにいれます。




ペットボトルのフタを閉め、発酵させるために一晩お風呂のお湯に入れておきます。



翌朝、キャップを緩めた時に炭酸ガスが「シュッ」と出れば出来上がりです。

日当たりが良い場所に置いておくと発酵が進みます。

容器が膨張してしまう事があるので定期的にフタを開けてガスを抜きます。

1〜2週間に一度、500〜1000倍に薄めて葉面散布します。

病気の発生を抑え、果実の味を良くする効果があります。









2025/01/13

レイシ(ライチ) No,747

 レイシ 

レイシはムクロジ科の果樹でその果実は「ライチ」と呼ばれる。

常緑小高木

中国の嶺南(れいなん=現在の広東省)地方原産で、原産地の中国で特に愛される果樹です。

紀元前2000年頃から栽培されていたと言われています。

中国では縁起の良い果物とされ、夫婦円満や子孫の誕生などを象徴します。

楊貴妃(中国唐代の皇妃)がとても好んだ果実だと伝わっています。

ライチは中国国内から広まり始め、東南アジアを経由して17世紀にはインドなどの地域に広まったとされる。

その後、20世紀にはアフリカやアメリカにも広まり、現在では中国や台湾、インドを主産地とし、世界の熱帯から亜熱帯地域で栽培されています。




細長い葉が互生し、5月に咲く花は淡緑色で前年枝の先端に小花が群がるように咲きます。


果実は球形または倒卵形で、直径2〜3㌢の小果は成熟すると赤くなりますが、緑色の品種もあり、グリーンライチと呼ばれ、甘味は従来の赤いライチより強いとされます。

グリーンライチは大粒で種が小さく、食べられる部分が多いのが特徴です。

果肉は多汁で甘く、芳香があり生食が主ですが、乾果にもされます。

倒卵形(とうらんけい)とは、卵を逆さまにしたような形のもの


栽培場所

耐寒性が弱いので、越冬には10℃以上必要です。

庭植えできる地域は鹿児島県南部などに限定されます。

鉢植えは赤玉土6、ピートモス2、川砂2の混合土に植え、春から秋は屋外の直射日光に当て、冬は日当たりの良いと暖かい場所に置いて管理します。

植え替えは4月頃、鉢に根が廻ったら順次大鉢に植え替えます。

鉢底の穴から根が出始めたら植え替えの目安


肥料

生育期は2ヶ月に1回与え、5月、7月、9月に玉肥を2〜3個ずつ置き肥します。

果肉が肥大する6〜7月は特に水を好むので、1日3〜4回程度水を与えます。


せん定

収穫後、混み枝を間引きせん定して樹幹内部までよく日が当たるようにします。

鉢植えは3月下旬頃、大きくなり過ぎた枝は植え替え時に切り詰めて小柄にします。









2025/01/10

マタタビ No,746

 マタタビ マタタビ科

木天蓼 日本、中国、朝鮮半島に分布

アイヌ語の「マタタムブ」が語源とする牧野富太郎植物学者節が最も有力とされる他、旅に病んだ人がマタタビの実を食べて元気になり、「また旅」を続けられたからという薬効説がある。

アイヌ語のマタタムブとはマタは冬、タムブは亀の甲と言う意味

日本の山野に自生しているツル性落葉植物で、よく分枝して絡みつくものがないとヤブ状に茂ることもあります。

雄花しか咲かない雄株と、果実のつく両性花の株がある。

両性花と雌花は五弁花を1個つけ、雄花は1〜3個つけるので花をよく見れば雄雌の識別ができます。

梅の花に似ていることから「ナツウメ」とも呼ばれます。

花が咲く頃に枝の上部の葉が白くなるのが特徴で、花が終わると緑色に戻る習性があります。


花は葉の陰に隠れるように下向きに咲き、直径2㌢ほどで良い香りがする。

花が咲く頃に葉が白からピンクに変わるものは、「ミヤママタタビ」と言う別種で、花も小さく猫も喜ばない。

果実は秋に黄色く熟し、果肉には独特の辛味と芳香があり、塩漬けや果実酒などに利用されます。


        「マタタビの果実」

マタタビの効能

漢方薬に利用される果実は、子房にマタタビアブラムシが産卵し、異常発達して虫コブ状に変形したものを熱湯に入れて殺虫し、日干しして粉末にしたものです。

漢方薬は冷え症、利尿、強心、神経痛、鎮痛剤などに利用されている。

猫が「マタタビ反応」を示すのは、マタタビに含まれる「マタタビラクトン」「アクチニジン」「β-フェニルエチルアルコール」という成分が猫の上顎(うわあご)にある器官を通ることで、酔っ払ったかのような状態にするからです。


植え付け場所

耐寒性が強く日陰でも丈夫に育つ、全国で庭植えができます。

やや湿り気のある土壌が適しています。

鉢植えは赤玉土5、川砂3、腐葉土2の混合土に植え、春と秋は屋外で日に当て、夏は風通しの良い場所を選んで置きます。

冬も水やりを注意すれば屋外で越冬できます。


肥料

2月頃に根の回りを掘って堆肥を100〜200g程度埋め込みます。

鉢植えは3月に玉肥を株回りに置き肥します。


せん定

庭植えは支柱仕立て、棚仕立てなどにしますが、発育が早く放置しておくと近くの木にツルを絡ませてしまうので、ツルの先端を切り詰めるようにします。

新梢も30㌢ぐらい切り詰め、花芽のつく短枝を発生させます。

鉢植えはあんどん仕立てが一般的に好まれています。

あんどんは鉢高の2.5〜3倍の高さに仕立て、あんどんの上部から果実が吊り下がるように育てるとよいでしょう。


病虫害

病虫害はほとんどありませんが、猫に荒らされて枯死することが少なくありません。









2025/01/08

スグリ(酸塊) No,745

 スグリ 

スグリ科スグリ属 落葉低木

ヨーロッパが原産で、北半球の温帯地域に広く生息する落葉性の小高木から大木です。

日本では青森県が有数の生産地

以前はユキノシタ科のスグリ属に分類されていた24属350種以上だったが、「クロンキスト体系分類」によってユキノシタ科からスグリ科が分類され、スグリ属の1属なりスグリ科スグリ属となった。

1990年(平成2年)の出版書では、ユキノシタ科と表記されているものもある。


          「スグリ」


クロンキスト体系とは

アメリカのアーサー·クロンキスト博士が1980年代に提唱した被子植物の分類体系で、ストロビロイド説に基づいている。

ストロビロイド節とは、モクレン科などの花のように花被や雄しべ、雌しべなどの構造が螺旋状(らせんじょう)に並ぶ花が最も原始的であると言う考え方に基づいています。

ストロビロイドとは、マツ科などの花、松ぼっくりのような形のものと言う意味です。

クロンキスト体系は、あまり日本では普及しなかった分類体系でしたが、海外では「新エングラー体系」に代わって広く採用されていました。

しかし、1990年代にAPG体系が登場すると、クロンキスト体系は旧分類となった。

APG体系は、20世紀来に直接生物のDNAを取り出す手段が開発され、物理的な証拠に基づいた分類体系として1998年に発表され、その後改訂が繰り返され、2017年に第4版が発表されています。

APG体系は、被子植物系統研究グループが構築した分類体系である。

新エングラー体系は、花の形態を基に植物を分類する体系で、科の特徴が解りやすく覚えやすいのが特徴です。


スグリの種類

セイヨウスグリ(グーズベリー)

フサスグリ(アカスグリ、シロスグリ、レッドカラント、グロゼイユ)

クロスグリ(ブラックカラント、カシス)などがある。

古代ローマ時代から薬用として用いられており、果実酒やリキュール、ジャムの製造(原料)にも利用されています。


特徴

枝にはトゲがありますが、キイチゴほど鋭くはありません。

マイナス30℃に耐えるほど寒いに強いが、夏の高温や直射日光には弱い樹木です。


植え付け場所

水はけがよく西日の当たらない明るい日陰で、風通しの良い場所が適しています。

庭植えは、生育が良ければ2年で開花結実し、樹高1メートル以内で100〜120果、鉢植えは5〜6号鉢で8〜10果程度の収穫が望めます。


鉢植えは赤玉土6、腐葉土3、川砂1の混合土に植え、夏は強い直射日光を避けた通風の良い場所に置きます。

庭植えは、寒冷紗(かんれいしゃ)などを樹上に張って遮光する。


せん定

庭植えは株立あんどん仕立てにし、新梢がよく出ますが混み合わないように間引きせん定します。

常に枝数を10本程にします。

2年目の生育期にあんどんを作り、枝を誘引して広げます。

2年枝に開花結実しますが、2〜3年経つと枝先しか花芽が着かなくなるので、根元から切り取って新しい枝に更新していきます。

鉢植えはあんどん仕立てにしますが、枝が垂れ下がらないように誘引し、結実し終わった枝や弱い枝は、収穫後に間引き剪定を行います。

2年目に鉢高と同じくらいの高さであんどんを作り、落葉期に混み合った枝や伸びの悪い枝を切り取ります。


肥料

3月に配合肥料を一握り程度根回りにばらまき、浅くすき込んでおきます。

鉢植えは3月に玉肥を3〜4個株の周囲に置き肥します。


スグリの効能

ビタミンCが豊富で、風邪の予防や疲労回復、肌荒れなどに効果が期待できます。

疲れ目改善効果のあるカシスポリフェノールやアントシアニンが含まれ、美肌に効果的なビタミンCはレモンの6倍

疲労回復や美容にいいクエン酸、繊維質のペクチンやカリウム、鉄分、カリウムなども他の果実に比べ豊富に含まれている。

黒スグリとカシスは似ているが別々の果実です。

黒スグリは甘酸っぱい味わいで、主にジャムやデザートに使われ、カシスは酸味が強くリキュールやカクテルの材料として人気がある。









2025/01/02

不老不死の植物と言われたアロエ No,744

 アロエ ユリ科多年草

昔々医者いらずと言われた植物

アロエの起源は、アフリカやインドで太古から原住民が薬草として使用していた事にさかのぼります。

紀元前2000年頃、アロエベラは古代エジプトで「不死の植物」「不老不死の植物」と呼ばれていた。

女王クレオパトラは美容のため、アロエの液汁を全身に塗っていたと言われています。

また、アレキサンダー大王(マケドニア帝国)もアロエを愛用し、兵士の病気や怪我の治療に使い、遠征時には必ず持参していたと言われています。

アロエと言う名前はアラビア語で「苦いと言う意味の「ロエ」で、紀元前1550年の古代エジプトのミイラの膝の間から、アロエについて記述した「パピルス」が出てきました。

パピルスとは、ナイル河川中に繁茂していたカヤツリグサ科の大型の多年草で、エジプトの地に住んでいた人々が最初にパピルスを使って文字を書き始め、エジプト文明の発展と共に改善されて受け継がれてきた、今で言う紙のことです。

昔、パピルスの茎の繊維を縦横に重ねて作った紙だが、パピルスには水に溶けた原液を漉(す)くと言う工程がないため、実際は紙とは言えないものです。

日本への伝来

アロエはシルクロードを経て、中国から鎌倉時代に日本へ伝わったと言われるほど古く、これまでに500種以上もの品種が見つかっていると言われ、一番効能があるのはキダチアロエとされ、一番効能があるのは葉の部分とされています。


        「キダチアロエ」

アロエの効能

アロエには30種を超える有効成分が含まれているとされ、その成分は熱や酸、アルカリにも強く、素早く皮膚や粘膜にも浸透することが知られています。

更にアロエを乾燥しても煮詰めても、これらの有効成分は変化しません。

葉の裏に白い斑点がある「ジャンボアロエ」はハワイでも民間薬としてよく使われています。

表皮には刺激成分があって、チクチク肌が針で刺されたような刺激があるので、表皮を削り取って中身だけを使います。

アロエは苦味が効能の源であり、噛んでみて苦くないものは効力が落ちるとされています。

苦味が強いのはキダチアロエで苦味が少ないのはアロエベラです。

紀元前1世紀のローマ皇帝ネロの侍医(じい)ディオスコリデスの「ギリシャ木草」に、アロエの医薬的効能が記述されています。

侍医とは天皇、皇族、貴人づきの医者のこと

記述内容は、アロエは肌に収縮(ひきしめ、小さく)作用があり、眠りを催し、体をしっかりさせ、腹を暖かくし、胃を浄化するとあり、更に乾燥させたアロエ粉末を傷の上に散布すると傷口を癒合させる。


中国でも「政和本草」宋代の医書に、「どんな薬でも治らなかった子どもの重症の湿疹が、アロエをあぶって甘草(かんぞう)の粉末と混ぜて患部に湿布したら、たちどころに治った」と症例が記録されています。


          「甘草」


甘草とはマメ科の多年生植物で、根を干したものは特殊な甘味を持ち、薬用、甘味用とされ「あまき」や「あまくさ」とも呼ばれる。


鎌倉時代に伝わったアロエは、現在主流である「キダチアロエ」ではなく「ケープアロエ」だったと言われています。

その記録は江戸時代の文献に残っており、アロエの様々な特徴について記載があり、日本でもアロエが多用されていた事が伺えます。

ケープアロエはアロエ属で最も大型の木本性多肉植物で、葉液はヨーロッパや日本で、お通じを良くする薬(原料)として昔から使われてきました。


アロエには細菌を殺す力(殺菌力)、炎症を鎮める働き(消炎作用)、体の抵抗力(免疫力)を高めると言う3つの作用があります。


添田百枝医学博士

アロエの薬効についてはじめて解明した博士で、抗生物質研究の第一人者

トリコマイシンの発見者として知られています。

1961年来のアロエ研究で3つの有効成分を発見した。

①アロエチン②アロミチン③アロエウルシン


①アロエチン

抗細菌性、防カビ作用がある。

細菌を殺す作用と細菌の出す毒素を中和する作用があります。

例えば「おでき」これはグラム染色陽性菌で、肺炎を起こす肺炎双球菌にも効果があるとされています。

ニキビが治ったのも、アロエチンが強力な殺菌作用で皮膚の細菌を殺したからで、更にアロミチンと言う物質の働きが大きく、皮膚の免疫力を高めたからです。

その他、大腸菌、チフス菌、赤痢菌などに幅広い殺菌力を示します。

水虫菌の出す毒素を中和するので、水虫の悩みも鎮まります。

水虫の原因は白癬菌(はくせんきん)と言うカビの一種で、アロエチンにはカビや細菌を殺す力がある。

実際アロエによって水虫が治った人は大勢います。

また、インフルエンザの抗ウイルス作用もあるとされ、アロエの服用で感染が阻止され、治りも早いと言われています。


②アロミチン

抗腫瘍作用があり、ガン、肉腫、白血病への効果が確認されています。


③アロエウルシン

腫れや痛みを鎮め、傷を修復する成分

抗潰瘍作用が確認され、潰瘍(かいよう)に対して穏やかに働きかけます。

これが胃腸ポリープや腫瘍に作用して治癒(ちゆ)させている。

胃炎、胃潰瘍、十二指腸潰瘍への効能が実験で証明されています。


血糖値が下がり、肝硬変直前の肝炎が治った症例

血糖値が200㍉以上だったが、アロエジュースを毎日コップ1杯飲んだだけで血糖値が下がった。

アロエジュースにする品種はアロエベラが主として使われている。

また、肝硬変直前と言う慢性肝炎でほとんど寝たきりの生活だったが、胆石手術後もアロエジュースを飲み続けたところ、普通の仕事ができるほどまでに回復した。

昔から民間療法として、糖尿病、肝臓病にアロエが優れた効果を上げています。


アロエのネバネバした成分は「アロエボラン」と言う薬効成分で、血糖値が大幅に低下し、その持続時間は糖尿病治療薬のインスリンより長く効果があったとの研究結果もある。

アロエボランなどのネバネバした繊維には保水性があり、肌につければしっとりする。

また、ネバネバには免疫力を高める「アロエマンナン」などといった成分も確認されています。

やけどや切り傷の応急処置に最適

我慢できない痔痛(湯上がりにアロエ汁を塗る)

アロインと言う成分が排便を促進し便秘を治す

打ち身や捻挫にはアロエを湿布する

アロエ浴剤、アロエ湿布、アロエ茶、おろし汁、アロエ酒など