ハイビスカス
和名(ブッソウゲ、仏桑)
カラフルな大輪の花が咲く熱帯花木
アオイ科フヨウ属
インド洋南部のマスカレン諸島とハワイ諸島に7~8種ずつの野生種がある。
マスカレン諸島の原種の改良種「バタフライタイプ」がハワイの原種と交配され、現在の改良品種「ハワイアン·ハイビスカス」が誕生しました。
その後、改良が進み大輪の豪華な「ニュータイプ」が作られ、これらは「オールドタイプ」と呼ばれています。
ハイビスカスはこの仲間の学名です。
1917年、ハワイ農業試験場の登録がすでに2000品種あり、現在ではさらに膨大な品種が市場に出回っています。
ハイビスカスは、陽性植物といって、太陽を好む種類で日照不足だと下葉やつぼみも黄色くなって落ちてしまうので、できるだけ日当たりのよい場所で育てます。
根を乾燥させないように注意しながら作業しましょう。
暖効性の肥料を元肥として混ぜ込んで植え付けます。
夏は風通しの良い涼しい所で管理します。
秋霜(野外温度が10~15以下)の降りる前には室内に入れ、日の当たる窓辺に置いてガラス越しの光線を当てます。
温度は15~20℃ぐらいあれば十分てす。
ハイビスカスは、陽性植物といって、太陽を好む種類で日照不足だと下葉やつぼみも黄色くなって落ちてしまうので、できるだけ日当たりのよい場所で育てます。
◆種類と品種
一般にハイビスカスと呼んでいますが、雑種植物なので品種によって性質はかなり異なります。
〈在来系〉
花は小型で赤、ピンク、オレンジ、黄色など、性質は強く3~5℃まで越冬します。
〈ハワイ系〉
花は大輪か巨大輪、花は在来種のほかにパステル調の色合いが加わり大変美しい。
ハワイで改良され、在来種に比べ生育が遅く耐寒性は弱い。
オールドタイプ、ニュータイプ、矮性=わいせいタイプ、バタフライタイプなど。
〈タヒチアン系〉
中小輪で多花性、繁殖容易。
〈インドアハイビスカス〉
サニーシティーシリーズ…室内での開花可能な極多花性。
〈ヨーロッパ系〉
在来種同様、花も木も小型。
◆生育温度
最近は熱帯以上に暑いといわれる日本の真夏では、亜熱帯性のハイビスカスは夏バテぎみで、生育が緩慢になり花つきも悪くなってしまいます。
生育適温は20~25℃、生育可能温度は10~30℃ですが、越冬温度は15℃以上が好ましい。
★植え替えと鉢上げ
適温では生育が良いため根が鉢いっぱいになり、成長が鈍り花つきが悪くなるので、時に植え替えが必要になります。
5月~9月の間が植え替え時期で、根鉢を崩さずに一回り大きな鉢に植えます。
最初から大きな鉢に植えるよりも、年に一度植え替えの時に、徐々に鉢を大きくしていく方がよく育ちます。
株や鉢を小さくしたい場合は、根を崩し地上部も相当にせん定して植え替えます。
根を乾燥させないように注意しながら作業しましょう。
暖効性の肥料を元肥として混ぜ込んで植え付けます。
◉置き場所
植え付け後の一週間を除き日当たりの良いところに置きます。
夏は風通しの良い涼しい所で管理します。
秋霜(野外温度が10~15以下)の降りる前には室内に入れ、日の当たる窓辺に置いてガラス越しの光線を当てます。
温度は15~20℃ぐらいあれば十分てす。
◆水やり
水切れさせないように注意し、天気のよい日は1日2回水やりをします。
成長期には十分与え、13℃以下になると根の活動は鈍く乾きが遅くなるので、乾いたら与えるようにします。
★肥料
芽出し肥を3月~4月のせん定時に与えます。
追肥は、成長期の5月~10月の間にチッ素分が少なくリン酸が多く、カリ分も含んだ肥料を週に一回、または月に一回油かす、骨粉の発酵済み固形肥料か暖効性化成肥料を続けます。
※10月から3月の低温期は肥料を吸収しないので施す必要はありません。
◉せん定
植え替えの時(7月)に込んでいる枝、弱い枝などを切り取ります。
全体に日当たり、風通しを良くします。
あまり大きくしたくない場合は、伸び過ぎた枝、強くて伸びそうな枝を切り詰めて、低く枝数を増やすようにします。
夏の高温期に株を休ませるために梅雨明け頃にせん定します。
秋の入室時の10月から11月に伸びた枝を切り戻します。
★挿し木
4月~9月に、日当たりの良い場所で育った充実した枝や切り戻した枝を使い挿し木します。
頂芽や、手で簡単に曲がってしまうような柔らかい枝は不向きです。
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