ムクゲ アオイ科 落葉広葉樹
別名/ハチス 「木槿」
中国、インド原産ですが近縁種が非常に多く、熱帯から温暖地帯にかけて二百種類を超える仲間がいます。
食用のオクラなどもムクゲの仲間です。
真夏の7月から9月にかけてちょっけい5~10センチになる紫紅色の5弁の花を咲かせます。
花は朝に開き、夕方にはしぼんでしまう1日花ですが、夏の間中次々と咲き続けます。
日本には奈良時代に胃腸薬として伝わりました。
◉韓国の国花でアジア一帯で広く親しまれている。
フヨウをはじめ、園芸用として栽培されている、類似種が非常に多いのも特徴です。
ハイビスカスやアメリカフヨウなどもムクゲの仲間です。
◆フヨウなど他の類似種は、冬に太い幹、枝を残して地上部が枯れてしまうのに対し、ムクゲは耐寒性があり、冬でも株が枯れずに残ります。
強せん定にもよく耐えるので、この種の仲間の中では最も育てやすいと言えるでしょう。
◉病害虫
新芽が伸びはじめた頃から、アブラムシが発生します。夏にはテッポームシ(カミキリムシの幼虫)の発生。
コガネムシが葉を食べる事があります。
コガネムシが葉を食べる事があります。
また、つぼみがアオムシに食害され、つばみが落下してしまう。
これについての報告をあまり聞かないが、被害は大きい。
次から次と拡大します。
◆ムクゲの生育管理
日光を好み、日当たりさえよければ乾燥ぎみでも、かなり湿気の多いところでも土質を選びません。
ただし、長期間花を楽しむには、よく肥えた保水力に富んだ場所に植えたいものです。
ムクゲは生長がとても早いので、施肥は生育の具合を確認しながら行う必要があります。
★一般的には、冬期に堆肥や腐葉土を株元周りに、6月上旬、9月上旬に油かすなどを少量与えるようにします。
肥料の与えすぎに注意しましょう。
常に2メートル前後に樹高を保ちながら花を楽しむことができるでしょう。
ムクゲは生長がとても早いので、施肥は生育の具合を確認しながら行う必要があります。
★一般的には、冬期に堆肥や腐葉土を株元周りに、6月上旬、9月上旬に油かすなどを少量与えるようにします。
肥料の与えすぎに注意しましょう。
◉せん定
自然樹形を生かした整姿が一般的ですが、放任すると、3~4メートルほどの高さになってしまうので、大きくなった株は春先(2~3月)に太い枝の部分から切り戻します。常に2メートル前後に樹高を保ちながら花を楽しむことができるでしょう。
花は、長く伸びた新梢の先につくので、夏に花が左記おわったら、新梢の根元から20センチほど残して切り、肥料を与えるともう一度咲きます。
一重咲きと八重咲きがある。
一重咲きと八重咲きがある。
生け垣の場合は、晩秋から翌春までの間に、前年枝をすべて刈り込みます。
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