緑のお医者の徒然植物記

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2024/09/06

日本の造園史(6) No,707

 安土桃山時代の庭園

室町幕府の崩壊1573年〜江戸幕府成立1603年

安土桃山時代は戦国の世から、織田信長や豊臣秀吉が台頭して天下を統一した時代です。

有力な大名たちは、その富と力を豪華な建築や庭園、ふすま絵、彫刻、調度品等で自慢していましたが、これらに代表される雄大さやはかなさが、安土桃山時代文化の特徴と言えるでしょう。

この時代を代表する城郭内や寺院の庭園は、設計の様式としては自然風ではあるが、かなり写意的で材料に巨石や色石等を多用し、派手な演出が加わり、豪華なものになりました。

今でも見られるものとしては、京都の醍醐寺三宝院や二条城二の丸庭園、西本願寺大書院庭園などが挙げられます。


    「西本願寺大書院庭園」

西本願寺大書院庭園は書院の東側にある枯山水の中庭で、「虎渓(こけい)の庭」の名で知られています。

✫大書院の読み方=おおじょいん又はおおしょいん