バラの花が咲かない原因として
鉢植えの場合、土の量に限りがあり、養分が不足しがちです。
同じ土で水やりを繰り返すので団粒構造が崩れ、通気性や排水性が悪くなって、株を弱らせる原因になります。
そのようになれば、肥料の効果もなくなり、花つきが悪くなってしまいます。
土の団粒構造を保つためには、基本的に毎年鉢土を全部取り替える必要があります。
根詰まりを起こしている場合もあります。
通常植え替えは休眠期(11月~2月)に行います。
地上部の枝を剪定した後、鉢から抜き取り根鉢の土をほぐしてすべての土を落とします。
根が乾燥しないように、バケツに水を張って浸けておきます。
一回り大きな鉢にすることが多いですが、根の状態を見て、鉢の大きさは判断した方が良いと思います。
赤玉土7、腐葉土(またはピートモス)3の割合の混合土に元肥として、油粕、骨粉、草木灰などを等量混ぜたものを鉢の大きさに応じて、大さじ1~2杯ほどすき込んで植え付けます。
根は四方に広げて置きます。
太い根を折らないように注意して曲げいれます。
最後に鉢土の表面に、ピートモスを2㎝ほどの暑さにひいてマルチングします。