カリウムの王様と言われるバナナ
日本で最も食べられているのは、フィリピン産の「ジャイアント·キャベンディッシュ」という品種のバナナです。
東南アジアを原産とするバショウ科の植物で、単子葉植物ショウガ目に属します。
ショウガ科に似て熱帯を中心に分布しますが、比較的耐寒性は高い品種もある。
多くは高温多湿の環境に適応します。
果実が食用となるため、五千年以上前から、中南米、フィリピンなどの熱帯、亜熱帯地方で栽培されてきました。
「カリウムの王様」という呼び名はジャガイモに使われますが、この植物の果実にも使われます。
ポルトガル人が15世紀にバナナを発見し、大西洋を経てアメリカ大陸へ伝わり、世界で広く栽培されるようになったとされる。
日本で最初にこの果物を食べたのは、1969年、織田信長と言われていますが、それが正しいかは別として、日本でも古くから知られている果物です。
日本で正式に輸入が始まったのは1903年(明治36年)
で、その後、1963年(昭和38年)バナナの輸入が自由化され、台湾に加えエクアドルやフィリピンなどのバナナも流通するようになり、現在輸入バナナの約9割はフィリピン産である。
バナナはカリウムを豊富に含んでいる果物です。
カリウムには、ナトリウム(塩分)を排泄する役割があり、高血圧やむくみの解消、運動中の筋肉が痙攣(けいれん)するのを防ぐなど、様々な効果が期待できます。
一方で、カリウムを摂りすぎると、手指や唇のしびれ、全身のだるさ、不整脈などの症状が現れ、心臓が止まってしまう原因にもなります。
よって、カリウムを多く含む果物、野菜、芋類、干し物等やタンパク質の摂りすぎには特に注意が必要となる。
また、腎不全などで腎機能が低下するとカリウムがうまく排泄されなくなり、高カリウム血症になる。
食物繊維が多く含まれ、低カロリーであるため、ダイエットで食べることもありますが、摂取量には注意しましょう。
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