アボカド クスノキ科ワニナシ属
原産地は熱帯アメリカで英語名の別名は「アリゲータ·ペア」果皮が動物のワニの肌に似ていることから「ワニのようなナシ」と名付けられました。
アボカドは熱帯コロンビア、エクアドル、メキシコ南部に野生していたもので、メキシコでは13〜14世紀にアステカ族(ネイティブアメリカン)によって栽培されていたとされています。
1492年、コロンブスがアメリカ大陸を発見した際には、既にアメリカ一帯で栽培されていたとされ、新大陸発見後、西インド諸島へ伝わって、その後、熱帯亜熱帯地域の各国に伝わったと言われています。
13世紀末のインカ王の墓から多くの歴史的発見物とともに、アボカドの種も発見されました。
アステカ文明は、1428年頃から1521年までの約95年間メキシコ中部で栄えた。
メソアメリカ文明の最後に現れた文明国家で、メシカ、アコルワ、テパネカの3集団の同盟によって支配され、時とともにメシカがその中心となった。
アステカ人はメシカ人とも言い、メキシコという国名は、アステカの言語であるナワトル語でメシトリの地を意味するメシコに由来するとされるが、諸説あるようだ。
日本に導入されたのは、大正時代末期から昭和初期、戦後にかけてとされるが、当時は人気があったわけではないようです。
メキシコ系、グァテマラ系、西インド系があり、日本にはフエルテ、ハスなどの品種の実が輸入されています。
ギネスブックには「最も栄養価の高い果物」と記載されている。
「森のバター」「果物のバター」とも言われるほど脂肪が多いが、リノール酸、リノレン酸などの不飽和脂肪酸が主体なので、健康に良いものです。
❉不飽和脂肪酸=(ふほうわしぼうさん)とは、脂肪の構成要素である脂肪酸のうち、植物や魚の脂に多く含まれるもので、常温では液状で植物油に多く含まれています。
老化防止効果のあるビタミンEが多く含まれ、カリウムも豊富なので血圧を低下させる効果もあります。
そのため「果物の王様」「生命の源」とも言われる。
ワサビ醤油をつけると、マグロのトロの味がすると言われています。
脂肪の燃焼にもよく、ダイエットにもおすすめの食べ物ですが、果物の中でもカロリーが高い部類であるので、食べすぎるとニキビの原因にもなります。
腹痛や下痢、胃痛、胃もたれなどの原因になることがあるので注意が必要です。
1日二分の一から一個程度を目安に食べると良いとされています。
アボカド一個はごはん(150g)一杯分のカロリー(234kcal)に相当します。
アボカドのカロリーは一個150gで263kcal
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