緑のお医者の徒然植物記

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2020/08/26

タラノキ No.257

タラノキ ウコギ科 山菜

原産地=日本、朝鮮、中国北東部、アムール·ウスリー地方 別名=ウドモドキ

日当たりのよい山野や雑木林に生えるが、裸地の先駆植物なので、崖や道路の法面(のりめん)など、まだ他の植物があまり入り込んでいない場所に多い。

山菜の珍味、たらの芽としてお馴染みです。

特有の香織とややしつこい味が好まれ、若芽を天ぷらや味噌漬けなどにし賞味される。

枝には鋭い大きなトゲがあるので採取には要注意。

トゲの少ないものは(メダラ)という。

日陰では育たないが、樹勢は強く生長は早い。

栽培にはトゲの少ないメダラもよい、移植は可能(11月下旬~3月頃)でせん定は不要。



◉肥料
油粕、腐葉土、化成肥料を冬に与える。

◆観賞用品種
葉に黄色の斑紋があるキモンタラノキ

葉の縁が白いフクリンタラノキ

※メダラは葉の裏が白く、脈上に褐色や汚黄色の短い毛がある。

◉タラノ芽料理
一般的なのは天ぷら外側のかたい葉を落とし、根元に十文字の切り込みを入れて熱を通りやすくする。

衣は薄めにし、天つゆに大根おろしを添えて食べてもよい。

また、茹でたものをごま和えや酢味噌あえにしてもよい。

保存しない時は味噌漬け、塩漬けなどにする。