エゾマツ、アカエゾマツ
マツ科トウヒ属 (蝦夷松 )常緑針葉高木
原産地=サハリン、千島
日本(北海道、本州)シベリア
蝦夷(エゾ)とは北海道の古称、北海道に多いのでこの名がある。
代表的な針葉樹で、アカエゾマツと共に北海道の木に指定されている。
山地に生えるが沢沿いなどに多く、寒冷地では庭木として植えられることがある。
樹高は40㍍にも達し、細長い枝が密生し、左右の枝を斜め下におろしたような傘形の樹形となる。
葉は線状で長さ2cmほどで、先端が尖っている。
5月から6月頃に花が咲き、球果は秋に熟して垂れ下がる。
✣生育環境
土質は選ばないが、水はけの良い所が理想的である。
空中湿度の高いことが大切で、根が浅いので風に弱い。
実生で殖やす(時期は3月頃)
✻肥料
油かす、化成肥料などの寒肥を施す。
✫害虫
ハバチ、アブラムシ、カイガラムシなどが発生する。
対策としてスミチオン、カルホス、デナポンなどを散布する。
❆種類
変種にトウヒがある。本州中央部と紀伊半島に分布する。
類似種にアカエゾマツがあり、庭園や公園樹として利用されている。
✣せん定は不敵である。
✿アカエゾマツ
エゾマツに似て幹の赤みが強いのでこの名がある。
樹林の中では、スラリと伸びたものがあるが、曲がったり、幹が曲がりくねったり、風に傷めつけられて変形したりと言った樹形のものが目立つ。
エゾマツの葉は長く柔らかいが、アカエゾマツは葉が短く、やや曲がりびっしりとつく。
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