カラタチバナ サクラソウ科
常緑低木 ( 唐橘)
別名=タチバナ、コウジ、タチバナマンリョウ、百両
原産地=日本
(四国、九州、千葉県清澄山)
台湾、中国南部
従来の新エングラー体系、クロンキスト体系によって1997年時点での書物では「ヤブコウジ科」の種とされていました。
✫新エングラー体系は19世紀に提唱された植物分類体系で、クロンキスト体系は1980年代に提唱された被子植物の分類体系である。
1990年代にAPG体系が登場するまでは、最新の分類体系だったが、21世紀の現在では旧分類体系とされる。
小さな赤い実のなるカラタチバナはセンリョウやマンリョウと同じく、縁起木として植えられ、「百両」とも呼ばれる。
江戸時代の一時期には大流行したこともあるとされる。
常緑樹林下のやや薄暗い場所に生える。
高さは大きくなっても1㍍ほどである。
茎は単純で分枝せずに直立し、枝先に常緑の細長い葉が輪生する。
葉の付け根から花柄を伸ばし、7月頃に白い小花を10個ほど下向きに咲かせる。
果実は冬、10月から2月頃に赤く熟し、鳥に食べられなければ翌春まで残る。
生育環境
直射日光を嫌うので半日陰を保てる所が適している。
苗の移植は種をまいてから3ヶ月近くなった頃に行い、成木になってからの移植は3年目毎に行い、どちらもミズゴケを用いる。
植え付け、移植時期は3月から5月頃と8月
肥料
油かすを置肥として5月と9月に施す。
殖やし方
接ぎ木は5月から6月頃に地上30cmの台木に割り接ぐ。
挿し木は6月が適しています。
実生は主に台木を養生するために行う。
✭割り接ぎの方法については、ブログNo,387
割り接ぎ繁殖方法を参照。
種類
上巻鳳凰(あげまきほうおう)
赤麒麟(あかきりん)
富士の雪などと名付けられたものが多種あるが、正確な品種数は不明。
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