ハシバミ カバノキ科 落葉低木
別名=オオハシバミ、オヒョウハシバミ「榛」
原産地、分布=日本(本州、北海道、九州)
ウスリー、アムール、朝鮮半島、中国
日本各地の日当たりのよい山野に自生する。
葉がオヒョウのはに似ているので「オヒョウハシバミ」とも呼ばれる。
3月から4月頃同じ株に雌雄別々の花を、葉の展開前に開花する。
若葉に紫色の斑紋がある。
花も美しいわけでもなく、また木にも特徴がない事から、庭木として利用される事は極めて少ない。
10月頃、球形のドングリ状の実をつけるが、この実は古くから食用にされている。
「ヘーゼルナッツ」の名で親しまれているのは、ヨーロッパ原産の「セイヨウハシバミ」の果実である。
✿ヘーゼルナッツ
ヘーゼルナッツは、黒海沿岸地方での栽培がおよそ60%以上を占めていると言われています。
特に、トルコでの食用としての歴史が古く、紀元前に遡る。
アメリカ、イタリアでも栽培されていますが、その範囲はアジアの西側やヨーロッパの南側にも及びます。
ヘーゼルナッツは、アーモンドやカシューナッツとともに、世界三大ナッツの一つとされている。
ヘーゼルナッツの効能も様々で、便秘や月経不順の改善、味覚の働きを保つのを改善する働きがあると言われ、また骨を強くしたり、細胞の老化を防ぐ作用もあると言われています。
含有成分は、オレイン酸やカルシウム、カリウム、鉄、亜鉛、リン、ビタミンE、食物繊維などが含まれています。
ヘーゼルナッツは美容オイルとしても利用され、ヘーゼルナッツオイルは脂性肌に向いているオイルで、特にニキビにいいと言われています。
オリーブオイルの2.5倍ほどのビタミンEが含まれ、その他ビタミンA、B、マグネシウムなども含まれているため、肌にたくさんの栄養を与えてくれます。
肌のたるみを引き締めてくれます。
オレイン酸を豊富に含むことから、肌に潤いを保つことができます。
また、石鹸のメインとなるオイルとしても向いていますが、ヘーゼルナッツオイルのみだと柔らかい石鹸になり過ぎるので、硬さを出すオイルを少量混ぜる必要があります。
生育環境
日当たりのよい土地を好むが丈夫な木であるので、あまり土壌を選ばない。
比較的寒冷地を好み、南日本には自生が少ない。
せん定にも強いが自然のままにした方が実の付きが良い。
肥料
ほとんど肥料を必要としないが、有機質肥料や化成肥料を施せば生育が更に良くなる。
殖やし方は実生か挿し木によるのが普通です。
植え付け、移植は11月から3月頃に行なう。
種類
同属にツノハシバミ果実に2本のツノがある。
オオハシバミなどがある。
日本の伝統的色名の1つの榛色(はしばみいろ)は「セイヨウハシバミ」の実の色に由来している。
0 件のコメント:
コメントを投稿