緑のお医者の徒然植物記

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2021/05/08

ゴマキ No,459

 ゴマキ スイカズラ科  落葉小高木

別名=ゴマギ  「胡麻木」

原産地=日本(本州、四国、九州)

ガマヅミ科、レンプクソウ科とする説もあるようだ。

お寺で行われる護摩に使う木は、ヌルデなどであり胡麻木とは関係ない。

葉を揉むと胡麻のような香りがすることから、ゴマキと名付けられた。

本州から四国、九州の比較的温暖な地に自生する。

2〜5㍍程の落葉樹で、5月頃地味な白色の小さな花を小球状に多数咲かせる。

葉はゴワゴワしていて、縁には鋸歯のような波状がある。

葉が細長いゴマキは太平洋側に生え、関東地方以西に分布するが、変種のヒロハゴマキは日本海側に生える。


                                     「ゴマキ」

9月から10月頃には赤い実がなり、熟すと黒色になる。


生育環境

庭木としても利用される事は稀ですが、栽培は容易である。


肥料

肥料はほとんど必要としないが、化成肥料を寒肥として与えるとよい。


この1属の木には葉を食べる虫が比較的付きやすいので、カルホス乳剤やスミチオンなどを時々散布し対応する。


種類

葉の広いヒロハゴマキ
その他、マルバゴマキ、ナガバノゴマキ、コバノゴマキなどがある。


殖やし方

山掘りか実生は3月に行う。
挿し木3月、10月から11月に行う。