アオキ (青木) ミズキ科
原産地=本州、四国、日本特産
葉も幹も緑色で「アオキ」と名付けられた。
山地の樹林下に生える雌雄異株の常緑低木。
外国の日本庭園には、必ずやと言ってよいほど植えられている木で、日本でも庭木としてよく植えられている。
耐寒西部が強く、日陰や大気汚染にも強く、庭木のほか公園や街路樹などにも幅広く利用され、冬に赤い実がつく。
腐植質に富んだ肥沃な湿潤地を好み、あまり乾燥しない土質ならば日なたでもよく育つ。
花は3月から5月に咲き、果実は秋(11月~4月)に赤くなり、楕円形で長さ2㎝ほど、翌年の4月頃までついている。
雄木と雌木があり、枝を粗く出す株と小枝を密生する株など、個体差がある。
(アオキ)
◉植え替え、移植
春4月から5月と9月から10月頃が移植や植え替えの時期です。◉肥料
乾燥気味の土質の場合、冬に堆肥や腐葉土をすき込む程度で、とくに肥料を与えなくても育ちます。株に元気がなく、葉の色が悪い時には、ごく少量の化成肥料をばら蒔きします。
真夏の敷き藁も乾燥防止に役立ちます。
◉せん定
自然の形で育ちますが、風通しが悪くなるほど、繁った株は間引くようにして、徒長気味の枝を切り詰める程度のせん定をする。◆害虫
夏から秋にかけて、通風の悪い時にカイガラムシが発生します。幹の部分や葉の付け根をよく見て、貝殻状の殻を被った寄生しているカイガラムシを、早期に発見するようにします。
冬期の1月から2月に石灰硫黄合剤10倍液を2~3回葉や幹に散布してカイガラムシを予防します。
また、カイガラムシの発生が目立つ5月から7月には、スミチオン1000倍液を月に2~3回、葉や幹などカイガラムシの発生しやすい部分に散布します。
★殖やし方
実生(種蒔き)や挿し木で殖やします。※その他の代表的品種
斑入り種やシロミアオキ
寒地性の姫アオキなど
(ヒメアオキ)
◉ヒメアオキ(姫青木)
全体がアオキより小型なのでこの名がある。日本海側の多雪山地に生え、アオキが雪に適応したものと考えられている。
山地に生えるが、積雪の深さ以上には伸びず、高さは1㍍程のものが多い。
幹は直立せずやや横に這い、先は斜めに立ち上がる。
葉や果実もアオキより一回り小さい。
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