キンモクセイ モクセイ科 常緑広葉樹
原産地=中国
秋に黄色い花を咲かせる「キンモクセイ」と白花の「ギンモクセイ」とがあり、ともに甘いよい香りを漂わせ、庭木として人気がある。
放任しておくと5㍍から7㍍の大木になるので、植え付けて毎年刈り込みをして育てます。
単植の円筒形仕立てや生け垣にもなる。
雌雄異株で、日本には雄株が多く結実しない。
日当たりのよい、肥沃な土地がよく日陰にも比較的強いが、花つきが悪くなる。
東北地方の南部ぐらいまで植栽可能、ふつうの庭であればとくに土質は選びませんが、乾燥しやすく痩せている土地の場合では、堆肥や腐葉土をすき込む必要があります。
◉植え付け
4月から5月が適期です。
成木の場合は5月か7月から9月が適しています。
移植の場合は、前年に根回しをし、小根を発生させ、枝を少し切り詰めて準備をしておきます。
移植した時は、十分に水を与え、背の高い木は支柱をします。
◉肥料
樹勢の強い樹木ですから、肥料を与えすぎない方がよいのですが、花をよくつけるには、チッソ分の少ないリン酸カリ分の多い化成肥料を、3月に根元にばら蒔き、また花後に株回りに穴を掘り鶏ふんを埋め込む程度にします。
肥料の主成分のひとつであるリン酸は、主に花の開花と充実に効果があります。
モクセイのような庭木であっても、同時に花を楽しめる樹種の場合は、リン酸の成分の多い肥料を与えると、効果が大きくなります。
◉せん定
放任すると大きくなり過ぎるので、若木のうちから刈り込みをして樹形を作りながら育てましょう。
そのためには、高さを決めて芯を止め、木のバランスを考えて徒長枝をこまめに切ります。
花芽がつくのは7月頃で、春に伸びてくる枝につきます。
花を楽しむには花芽形成期から開花期の9月から10月までせん定は避けましょう。
◆害虫
風通しの悪い所などでカイガラムシが発生する。
放任すると大きくなり過ぎるので、若木のうちから刈り込みをして樹形を作りながら育てましょう。
そのためには、高さを決めて芯を止め、木のバランスを考えて徒長枝をこまめに切ります。
花芽がつくのは7月頃で、春に伸びてくる枝につきます。
花を楽しむには花芽形成期から開花期の9月から10月までせん定は避けましょう。
◆害虫
風通しの悪い所などでカイガラムシが発生する。
夏の高温期にハダニも発生しやすい。
カイガラムシは混み合った枝や葉につきやすいので、よく観察しましょう。
ハダニは葉の裏側に寄生して、養分を吸います。
葉の緑色が失せて、次第に白っぽくなり、木全体の勢いが無くなり、葉がカスリ状になる。
カイガラムシは混み合った枝や葉につきやすいので、よく観察しましょう。
ハダニは葉の裏側に寄生して、養分を吸います。
葉の緑色が失せて、次第に白っぽくなり、木全体の勢いが無くなり、葉がカスリ状になる。
夏の高温期に発生が目立つので早めに退治しましょう。
ハダニ類は肉眼では発見しにくいので、葉の色などで判断するのもひとつの方法です。
★予防と対策
枝葉が混み合わないようにして、風通しと日当たりをよくします。
カイガラムシには、冬期に機械油乳剤30倍液を2~3回散布して予防し、発生が見られる夏から秋にかけては、スミチオン乳剤1000倍液とオルトラン水和剤1000倍液を交互に散布して、虫の抵抗力を弱め、殺虫効果を上げるようにします。
この場合の散布は月に2~3回行います。
薬剤散布は、風上から行い、マスクなどで防護することも忘れないようにしましょう。
日中の日差しが強い時の散布は避けましょう。
早朝か、夕方の日暮れ前を中心に散布を行うようにし、できるだけ薬害を避けましょう。
※機械油乳剤剤は薬害に注意する必要があるため、冬期に使用しましょう。
ハダニは強い雨などに弱いので、時々ホースで葉に水をかけてやると、発生を抑える事ができます。
ハダニの被害が確認できたら、専用の殺ダニ剤を葉の裏を中心に散布します。
※機械油乳剤剤は薬害に注意する必要があるため、冬期に使用しましょう。
ハダニは強い雨などに弱いので、時々ホースで葉に水をかけてやると、発生を抑える事ができます。
ハダニの被害が確認できたら、専用の殺ダニ剤を葉の裏を中心に散布します。
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