腐葉土に適した落ち葉
針葉樹は樹脂が多く、腐敗の進行が遅いため一般にはあまり腐葉土に使われる事はありません。
比較的早く腐敗し、腐葉土としてよく使用されるのはナラ、クヌギ、ケヤキ、クリなどの落葉性の広葉樹です。
初めて、腐葉土を作る場合は、これらの樹種を用いるとよいでしょう。
◉カシ類、シイ類などの常緑性の広葉樹も良質の腐葉土になりますが、腐食、発酵が進んで完熟するまでに時間がかかります。
腐葉土の作り方
1,腐葉土にする葉は一箇所に集め、十分に水をかけてよく踏みつけて水を染み込ませます。次に、腐食、発酵を促進させるために油粕や鶏ふん、米ぬかや野菜くずなどを振り撒き、よくかき混ぜます。
★便利な発酵剤も市販されていますが、全部手作りと言うのもよいでしょう。
○そのまま積み上げて置いても良いのですが、雨に当たると熟成された養分が流れてしまうので、底面と側面に通気孔を開けたポリバケツに落ち葉を入れます。
落ち葉は軽く踏んでかさを少なくして更に入れます。
バケツの上部は、15%~20%程度の空間が出来るようにしてふたをします。
◉発酵を促進するために、通気性が重要なので2ヶ月に1回ぐらいの割合で、ふたを開け、中の落葉をかき回します。
バケツの上部は、15%~20%程度の空間が出来るようにしてふたをします。
◉発酵を促進するために、通気性が重要なので2ヶ月に1回ぐらいの割合で、ふたを開け、中の落葉をかき回します。
腐葉土は、腐食途中のものを使うと寝腐れなどの原因になる場合があるので、完全に腐食させてから使うようにしましょう。
〇条件にもよりますが、晩秋から冬にかけて発酵させ始めた落ち葉が完熟するまで、少なくても半年以上かかります。
晩春の植え付けシーズンに使えないこともありませんが、慌てずゆっくり時間をかけて、完熟を待ち一年後の秋の植え付けシーズンから使うのが無難です。
2,落ち葉を入れたポリバケツを土中に埋めて、腐食、発酵させる方法もあります。
この場合は、通気性をよくするために、ポリバケツのフタではなく、ワラやムシロなど通気性のあるものを被せ、風などで飛ばないように、隅に重しの石を乗せます。
表面が乾燥しないように、時折ワラなどのフタの上から、米の磨ぎ汁や水をかけ、十分に発酵を促します。
表面が乾燥しないように、時折ワラなどのフタの上から、米の磨ぎ汁や水をかけ、十分に発酵を促します。
完熟するまでは、半年かかります。
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