緑のお医者の徒然植物記

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2018/11/26

堆肥、コンポスト No,56

堆肥、コンポスト


堆肥とは、稲藁(いねわら)などの収穫残さ、樹皮(バーク)などの木質、家畜糞尿などの有機質資材を堆積し、発酵により土壌施用後、農作物に障害を与えなくなるまで腐熟させたものを言う。

土壌改良や地力維持を目的として使用される単に「有機物」と呼ばれることもある。

★ワラ類などの植物質資材を堆積発酵させたものが堆肥。

★家畜糞尿を堆積発酵したものがきゅう肥。

★農薬系以外の有機性廃棄物(未使用資源)を堆肥発酵したものを「コンポスト」とすることもある。

◉単独原料による堆肥は牛ふん堆肥のように原料名を複合原料による堆肥はおがくず混合牛ふん堆肥のように、副原料と主原料を併記して表現する。

◆堆肥化は、稲わらなどの植物遺体を微生物によって、できるだけ分解して炭素を少なくし窒素を微生物菌体に固定する過程である。

植物遺体の炭素と窒素の比率が高い材料では、窒素を添加して微生物の増殖を早めて熟成することができる。