緑のお医者の徒然植物記

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木曜日, 11月 22, 2018

庭木類全般に使用できる薬剤 No,53

グループ化登録樹木類について


園芸薬品(農薬)を使用する場合は、薬剤のラベルに散布する対象の植物名、病害虫名が記載されている製品を選んで使うのが基本です。


ただ、サクラやツバキ、ツツジと言った主要な植物以外の庭木に、適用のある薬剤が少ないのが現状で、自分が育てている植物に使える薬剤選びに迷うこともあるかと思います。


◆その場合は、ラベルの適用作物に「樹木類」という作物を大きくまとめた、グループ化登録のある薬剤を使用します。


例えば、モレスタン水和剤には、樹木類、うどん粉病適用がありますので、様々な庭木のうどん粉病に使用できます。


こなグループ化登録は、平成15年改正の農薬取締法で新設されました。

◉ただし、植物への影響(薬害)については、グループに含まれるすべての作物について確認していないため使用する人は、事前に薬害の無いことを確認して使用者責任で使用して貰うことになっています。


  薬剤名            主な対象の病害虫

  1. スミチオン乳剤         アブラムシムシ類、グンバイ類
  2. ベニカDスプレー         ケムシ類
  3. ベニカケムシエアゾール      ケムシ類
  4. バロックフロアブル       ハダニ類 
  5. モレスタン水和剤        ウドン粉病
  6. ベンレート水和剤        ごま色、斑点病、炭そ病
  7. トップジンMペースト      切り口及び傷口のゆ合促進  

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