パティオ祭り コルドバ
スペイン
僕は大衆の花だと言うゼラニウムの花が好きで、長年育てている。
地元商店街の花屋さんに、そんな大衆花なんてとバカにされた事があった。
何も、高級な花ばかりが花ではない、野に咲く名も知れぬ、そんな道端に咲く花も立派な花である。
花が好きで花屋ではないのか?
花屋である限り「大衆花」であろうとバカにして欲しくないと僕は思うのです。
そんな僕の好きな、ゼラニウムの花が多い外国の地で、毎年開催されるパティオ祭りがある。
そんな僕の好きな、ゼラニウムの花が多い外国の地で、毎年開催されるパティオ祭りがある。
五月、花が咲き誇る季節になると、家々の中庭やバルコニー、格子窓などが鉢植えの花や観葉植物で、埋め尽くされ美しさを競い合う。
パティオとは中庭のことである。
毎年5月に開かれるパティオ祭り、La Fiesta de lospatiosです。
パティオ祭りには世界中から訪れる観光客で賑わいます。
二週間の祭りの期間中、パティオコンクールに参加した家々のパティオ(中庭)は、一般公開され自由に見学できる。
コンクールでは、この中から最も美しいパティオを持つ6軒に賞が贈られるのです。
パティオは、夏場の気温が40度を超えるスペイン南部のアンダルシア地方で、暑さを凌ぐ生活の知恵として重宝されてきました。
サン.アグスティン、サン.ロレンソ、サン.バシリオ地区、ユダヤ人街などには、特にコルドバ独特の素晴らしいパティオが集中しています。
マビアナ宮には、バラエティーに富んだ13の中庭があり、パティオ博物館とも呼ばれています。
✻ユネスコ無形文化遺産
コルドバ パティオ祭り
5月3日〜5月16日
スペインのアンダルシア地方第三の都市とも言われるコルドバは、アンダルシアがイスラムの王によって統治されていた時代に、首都として用いられていた歴史ある街。
その影響が街中に残る。
歴史と文化の織り成す美しさを、楽しむことが出来る情緒豊かな町である。
僕は一度も外国に行ったことがありません。
あまり興味があっても不安が大きい、やはり言葉の問題ですね。
でも、外国旅行に行くなら、コルドバに、パティオ祭りを見に行きたい、行ってみたいと思っています。
叶うことのない夢かも知れませんけどね(^_^;)
関連参考ブログNo.131-1
花工房陽だまり屋のパティオ
コルドバについて
コルドバはスペイン南部の都市で、古代ローマ時代から栄え、中世にはムーア人の後、ウマイヤ朝(イスラム王朝)の首都となり、ローマ橋などが残る。
コルドバの歴史の始まりは、ローマ帝国時代まで遡ります。
ローマ帝国の植民地「ベティカ」時代、そしてローマ帝国の衰退後、6世紀にはキリスト教国の支配下に置かれました。
8世紀になるとイスラム教徒ムーア人が築いた王朝の都となり、その後10世紀イスラム、カリフ王国の時代に最盛期を迎えます。
現在のスペイン、アンダルシア地方の中心部、グアダルキビル川の中流にある古都で、はじめイベリア半島に進出したローマ人の都市として作られた。
コルドバの街はその歴史の影響を受け、イスラム教、キリスト教、ユダヤ教の3つの宗教、文化が入り混じった複雑で独特の景観を今に残している。
コルドバ歴史地区は、1984年に世界遺産に登録され、1994年に内容が変更され、メスキータやローマ橋などの建造物とユダ人街が登録されています。
メスキータとは、イスラム教徒の礼拝所「モスク」を意味し、8〜11世紀にかけて建てられ、13世紀の「レコンキスタ」の後はキリスト教の礼拝堂として使われてきました。
レコンキスタは718年から1492年までに行われた、複数のキリスト教国家によるイベリア半島の再征服活動の総称で、約800年間、1492年のグラナダ陥落によるナスル朝滅亡で終わる。