緑のお医者の徒然植物記

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2018/11/08

観葉植物の管理(10月~11月)No,27

植物の管理


観葉植物は、熱帯、亜熱帯性のものが多く、全体的に寒さにはあまり強くありません。

戸外の鉢は、10月に入って気温が下がってきたら、寒さに弱いものから順次室内に取り入れていきます。

*11月にはすべての鉢は室内での管理となります。


❄主な観葉植物の越冬可能な耐寒温度

最低気温10~15℃以上
アジアンタム、アレカヤシ、アフェランドラ、クロトン、ディフェンバキヤ、トックリヤシ、フィトニア、ペペロニアなど

最低気温5~10℃以上
アビス、オリズルラン、コーヒー、フィロデンドロン、ボストンファーン、プテリス、ポトス、モンステラなど

最低気温0~5℃以上
エレンダニカ、ケンチャヤシ、ゴム、トライオ、シェフレラ、テブルヤシ、トックリラン、フェニックス、ヘデラ、ベンジャミンなど


オリヅルラン(原種)




◉水やり

アジアンタムやフィットニァなど水分を多く必要とするものを除いて、徐々に控えめにしていきます。

鉢の表面が乾いたら、これまでよりもやや少なめのみずを与えます。

水を与えすぎると、耐寒性がつきません。


しおれにくい、木本性の鉢は、鉢土が乾いて2~3日経ってから与えるようにします。




肥料

チッ素分の少ない液体肥料を1回施す程度。

夜間の最低気温が10℃以下になってからは、肥料を与えないようにします。


つる巻上げ

ポトスやアイビーなど、つる性の植物で下葉が枯れたりつるが伸びすぎてミバエが悪くなったものは、根元の方の余分なつるを株元に巻き下し、先のきれいな葉姿を見せるように仕立て直します。

巻き下げをすると、巻き取ったつるの節から根を降ろしてこれまでより丈夫になります。