柿の実が落果する原因
ヘタムシ、炭素病などが原因
◉ヘタムシの可能性
落下した果実をそのままにしておくと、翌年さらに大発生する恐れがあります。
◉ヘタムシの可能性
落下した果実をそのままにしておくと、翌年さらに大発生する恐れがあります。
これらの果実は収穫の時に、一箇所に集めて焼却処分するか、土中深く埋めてしまいましょう。
★枝に残ったヘタも感染源になりますので、残らず取って同様に処分します。
★枝に残ったヘタも感染源になりますので、残らず取って同様に処分します。
また、被害のあった木は10月上旬頃に、主幹に古縄や新聞紙などを巻いて、この中にヘタムシなどの害虫を誘い込むバンド誘殺を行う。
古縄は12月に取り外して焼却処分します。
古縄は12月に取り外して焼却処分します。
さらに、粗皮削りを行ってください。柿は年月が経つと幹や
太枝の皮が盛り上がったり亀裂が生じたりします。
太枝の皮が盛り上がったり亀裂が生じたりします。
そのすき間に、害虫が卵を産み付けます。
そこで、数年に一回晩秋~冬にかけてでこぼこの皮を鎌などで、削り取る粗皮削りを行う。
削った皮の中に、害虫の卵などがあるので、そのまま焼却処分する。
❄炭素病
主に果実や枝と葉に発生し、伝染する。
注意が必要な厄介な病気です。
果実では濃紫色ないし、黒褐色の病斑を生じ、病斑の拡大に連れて肥大が阻止され、種子が発熟せずに黒褐変空洞化します。
病原菌は糸状菌の一種であり、各種の草本、木本植物に寄生して被害を及ぼす多犯病原菌です。
病原菌は病患部形成される子嚢(のう)殻や分生子層の状態で越冬して伝染源となる。
降雨時、空中飛散、雨のひまつに混じって飛散、昆虫の体に付着して運ばれて伝播を行う。
25℃前後の温度条件の多湿環境下で多発しやすい。
9月から11月
伝染源となる病果などは早期に摘除します。
落果した病果や葉も集めて処分することが重要です。
✪薬剤防除
梅雨期や秋雨期など、降雨前後を重点にジネブ剤、チオファネートメチル剤、ベノミル剤、トリフルミゾール剤などを用い、月に1回〜2回降雨が続く場合には適宜回数を増やして散布し、まん延防止に努めます。
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