梅盆栽
早春に開花するウメは、古くから日本各地に植栽されてきた盆栽です。
その品種は多く、それぞれの環境に適した銘品(品種)が多数あり、木の性質で園芸では分類しています。
野梅性(ヤバイショウ)
観賞用としてのウメの代表的種類で、葉がやや小型で枝が密につき挿し木でよくつきます。
野梅性(ヤバイショウ)
観賞用としてのウメの代表的種類で、葉がやや小型で枝が密につき挿し木でよくつきます。
この中でさらに紅筆性、難波性、青軸性があります。
一般に庭木としても人気がありますが、盆栽用として適した品種が多数あります。
1,野梅(ヤバイ)
白色一重咲きの中輪で2月から3月に咲き、八重咲きもある。
1,野梅(ヤバイ)
白色一重咲きの中輪で2月から3月に咲き、八重咲きもある。
芳香性で盆栽用として人気の品種。
2,寒紅梅(カンコウバイ)
淡紅色。
2,寒紅梅(カンコウバイ)
淡紅色。
1月から2月に咲きます。
一重咲きと八重咲きがあり、幹の太り方や枝のつき方、よくつく花などにも特徴があります。
3,道知辺(ミチシルベ)
紅色の大輪花。
紅色の大輪花。
3月上旬頃咲きます。
樹勢が強くハウス栽培して早く咲かせることもできます。 4,紅冬至(ベニトウジ)
淡紅色の一重咲きです。
淡紅色の一重咲きです。
開花が最も早く12月には咲きます。
樹勢はやや弱く小型です。
正月に飾る寄せ植えなどに利用されます。
5,塒の鷹(トヤデノタカ)
2月末かなら3月に咲きます。
一重咲きで枝が斑入りとなり、季節によって斑の色が変わります。
(塒、とや、鳥の寝床、ねぐら)
6,春日野(カスガノ)
八重咲き中輪で3月中旬に咲きます。
八重咲き中輪で3月中旬に咲きます。
この種は枝によって花の色が変わって咲く珍しい種類で、白、絞り、桃、紅色と花色が変化に富んでいます。
7,紅筆(ベニフデ)
2月中旬から3月中旬に咲き、つぼみが筆状に細くとがり紅色していく枝も細い。
2月中旬から3月中旬に咲き、つぼみが筆状に細くとがり紅色していく枝も細い。
大輪八重咲きで、2月中旬から3月にかけて咲きます。
2,佐橘紅(サバシコウ)
濃紅色の中輪一重咲きです。
樹勢が強く紅梅の中でも逸品の名花。
3,紅千鳥(ベニチドリ)
佐橘紅の枝がわりの品種で2月下旬に咲きます。
佐橘紅の枝がわりの品種で2月下旬に咲きます。
雄しべが弁化して旗弁が出た花が開きます。
このため、花弁の中を千鳥が飛んだように見えます。
4,守の関(モリノセキ)
2月下旬から3月中旬に咲きます。
2月下旬から3月中旬に咲きます。
花が紅色系で花弁の周辺が白色の中輪咲きで、花つきは良好です。盆栽用として人気があります。
5,緋の司(ヒノツカサ)シダレ
濃紅色の中輪八重咲き。
濃紅色の中輪八重咲き。
2月から3月、花つきがよいシダレ性で成長が遅いので、ゆっくり手をかけて仕立てるといいでしょう。
豊後性(ブンゴショウ)
他の種類に比べて枝が太く、丸みのある大きな葉を持っています。
豊後性(ブンゴショウ)
他の種類に比べて枝が太く、丸みのある大きな葉を持っています。
葉面には毛があり、秋になると葉柄と枝先が赤味を帯びてきます。
1,大港(オオミナト)
淡紅色の大輪一重咲きで、2月中旬から3月に咲き、樹勢が強く多花性です。
1,大港(オオミナト)
淡紅色の大輪一重咲きで、2月中旬から3月に咲き、樹勢が強く多花性です。
2,開運梅(カイウンバイ)
淡紅色の中輪八重咲き。花弁が多いのが特徴で、2月中旬から3月に咲きます。
淡紅色の中輪八重咲き。花弁が多いのが特徴で、2月中旬から3月に咲きます。
3,入日の海(イリヒノウミ)
淡紅色の大輪一重咲き。枝が細く、花つきは良好です。
淡紅色の大輪一重咲き。枝が細く、花つきは良好です。
4,黒田梅(クロダバイ)
つぼみは濃い紅色で開花すると、淡い紅色になります。
花弁の多い八重咲きで、3月上旬に咲きます。
杏性(アンズショウ)
豊後性に似ていますが、枝葉が小振りで葉面に毛がないところが違います。
杏性(アンズショウ)
豊後性に似ていますが、枝葉が小振りで葉面に毛がないところが違います。
1,記念梅(キネンバイ)
紅色の中輪八重咲き。
葉にツヤがあり、秋に紅葉し、枝も紅色になります。
杏性の代表品種で3月上旬に咲きます。
2,江南所無(コウナンショム)
紅色の大輪八重咲きで、ガクが紅茶色なのが特徴。
3月中旬から上旬に咲きます。
◉多くの種類のウメ盆栽があるなかで、自分好みのウメ盆栽を見つけて見てはいかがでしょうか。
◉多くの種類のウメ盆栽があるなかで、自分好みのウメ盆栽を見つけて見てはいかがでしょうか。