緑のお医者の徒然植物記

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月曜日, 12月 17, 2018

グラハム·トーマスと言う薔薇 NO.91 


Rosa.  'Graham  Thomas'   殿堂入りしたイングリッシュ·ローズ



◉長いバラ栽培、改良の歴史のなかで、現在までに世に送り出されたバラの品種は二万とも三万とも言われています。

★オールドローズ再評価のきっかけを作ったグラハム·トーマス

オールドローズにバラ愛好家が興味を示すようになったのは、日本だけの傾向でなく世界的な傾向でもありました。

そのきっかけを作ったのが、英国の署名なバラ研究家のグラハム·トーマスでした。

彼は、バラ品種の歴史を追いながら、古いバラの品種の発掘をしました。

ハイブリッドティーは樹形が直線的で変化に乏しいため、他の植物と混植しづらい傾向がある。



(グラハム·トーマスにちなんだイングリッシュローズのグラハム·トーマス)

◉樹形がしなやかで、花の変化が多彩なオールドローズは、宿根草、1、2年草、球根花卉、低木などの他の植物と美的に合います。

庭に自然な姿を演出できるのです。

実際に、グラハム·トーマスは英国中の庭でその事を実演して見せました。

また、そのようなオールドローズや野性バラを収集し、それらの苗を販売する情熱的なバラ好きの業者も出現してきました。

その中には、英国のピーター·ビールスやニュージーランドのトレバー·グリフィスがいます。



◉冷涼なイギリスでは、シュラブ樹形だが温かい日本の気候では、三メートル~四メートル程まで枝先が伸び、ツルバラとなります。


                 (グラハム·トーマス)








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